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福井県の吉峰寺(きっぽうじ)は、曹洞宗の開祖・道元禅師が越前志比荘の地頭・波多野義重の勧請を受け、寛元元(1243)年に京都から移った時、最初の修行の場とした寺である。
道元は正治二(1200)年に京都で生まれ、貞応二(1223)年、宋に渡り、天童山景徳寺の如浄禅師のもとで悟りを開き、安貞元(1227)年に帰国。帰国後は、京都深草の興聖寺で坐禅を民衆に教えた。
越前に移ってから、道元は大本山永平寺(大佛寺)を開くまでの2年間も、この吉峰寺で『正法眼蔵』の説示を行い、「寛元二(1244)年二月十四日、吉峰寺で示衆」という記録が残っているが、その後荒廃してしまった。
明治三六(1903)年、田中佛心和尚が霊跡を振興して諸堂を再建。大本山永平寺の六四世大休悟由禅師を請して中興開山された。
道元は正治二(1200)年に京都で生まれ、貞応二(1223)年、宋に渡り、天童山景徳寺の如浄禅師のもとで悟りを開き、安貞元(1227)年に帰国。帰国後は、京都深草の興聖寺で坐禅を民衆に教えた。
越前に移ってから、道元は大本山永平寺(大佛寺)を開くまでの2年間も、この吉峰寺で『正法眼蔵』の説示を行い、「寛元二(1244)年二月十四日、吉峰寺で示衆」という記録が残っているが、その後荒廃してしまった。
明治三六(1903)年、田中佛心和尚が霊跡を振興して諸堂を再建。大本山永平寺の六四世大休悟由禅師を請して中興開山された。
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