NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/4/13


石川 銅鑼 Ishikawa dora Ishikawa Bronze Gong

Jp En

 銅鑼(どら)は、石川県に古くから伝わり、四百年もの歴史を持つ伝統工芸である。
 銅鑼は古代ジャワ、スマトラの南方民族の打楽器にはじまり、中国、朝鮮を経て日本に伝来したものとされている。
 日本では出船の合図や茶の湯で使われ、石川県の金沢では安土桃山時代の茶の湯の流行に伴い、製作されるようになった。
 金沢の地で銅鑼の製作に打ち込んだのは人間国宝の魚住為楽氏であった。彼は仏具の中の砂張(さはり)の鈴の鋳造方法にヒントを得て銅鑼製作を始め、その音響は絶賛の対象となったという。
 銅鑼は他の工芸品とは異なり、音色を生命とする楽器。魚住為楽氏の造る銅鑼は、余韻を残して響くその音色が絶妙で素晴らしい。材料の砂張は、金属鋳物の中で最も鋳造が難しいと言われる鋼と錫の合金で、配合のバランスが音響の質の決め手となる。現在では、三代目魚住為楽氏がその技を継承しているという。
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2007/1/9


長崎 精霊流し Nagasaki Syourounagasi Nagasaki Shourounagashi

Jp En

 精霊流し(しょうろうながし)は、お盆の間に、この一年で亡くなった人の霊を精霊船に乗せて川や海に流す事で「西方浄土」に送る、長崎の伝統行事である。
 起源については諸説あるが、代表的な所では、航海中や長崎に来て亡くなった中国人の菩提を弔う為に行なわれた、中国の「彩舟流し」が伝わったと言われている。
 長崎では、初盆の家では大型の精霊船を作り、大人が数人がかりで担ぎ、銅鑼や爆竹を鳴らしながら流し場まで運ぶ。また、銅鑼に合わせて「どーいどい」という掛け声をあげながら進む。以前は実際に海へ流されていたが、現代では環境問題から海には流さない。
 中国の影響が色濃く出ている行事である。爆竹の騒音がすさまじいので多くの人は耳栓をしており、有名なさだまさしの歌とは大分イメージが違うと言われる。
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