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石川県小松市のにある那谷寺(なたでら)の三重塔は、江戸時代の寛永一九(1642)年に建立され、高さ約11メートル、桧皮葺(ひわだぶき)、禅宗様を基調とした建物である。
三層共に軒下が放射状に配される扇垂木(おおぎたるき)になっており、技巧が高く美しい。
一番下の軒である初層に比べ、二層目の軒が急に小さく、さらに三層目もわずかではあるが小さい。その上に長い相輪が続き、小塔ながらバランスの良い、安定感のある印象だ。
平成一九(2007)年の大改修の際に、相輪の土台部分である露盤に、名工宮崎彦九郎吉綱の銘や、建立に携わった工人達の名、露盤の製作経緯などが記されてたことが分かった。
初層の壁面には、唐獅子の二十の行態や牡丹の細かい浮き彫りが施されており、内部には四天柱(してんばしら)と、胎蔵界の大日如来を安置している。
昭和一六(1941)年、国の重要文化財に指定されている。
三層共に軒下が放射状に配される扇垂木(おおぎたるき)になっており、技巧が高く美しい。
一番下の軒である初層に比べ、二層目の軒が急に小さく、さらに三層目もわずかではあるが小さい。その上に長い相輪が続き、小塔ながらバランスの良い、安定感のある印象だ。
平成一九(2007)年の大改修の際に、相輪の土台部分である露盤に、名工宮崎彦九郎吉綱の銘や、建立に携わった工人達の名、露盤の製作経緯などが記されてたことが分かった。
初層の壁面には、唐獅子の二十の行態や牡丹の細かい浮き彫りが施されており、内部には四天柱(してんばしら)と、胎蔵界の大日如来を安置している。
昭和一六(1941)年、国の重要文化財に指定されている。
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