NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/7/11


行灯 Andon 

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 行灯(あんどん)とは江戸時代に日本中に広く普及した照明器具である。
 元々は携帯用の灯りとして作られたが、提灯(ちょうちん)の普及とともに行灯は室内や店先に置かれる照明器具として利用されるようになった。
 風で明かりが消えないよう、木や竹、金属で作られた枠に、和紙で作られた火袋が張られている。中には火皿を乗せる台があり、火種には蝋燭が使われることもあったが、江戸時代には高価な品物であったため、菜種油や鰯(いわし)油が多く使われていたという。
 最も普及していた上部に持ち運び出来るように取っ手がある置行灯(おきあんどん)の他、屋号などが書かれてあり、店先に掛けられていた掛行灯(かけあんどん)、小堀遠州の発明ともいわれる行灯自体を回して光量の調節が出来る遠州行灯(えんしゅうあんどん)、枕元に置く有明行灯(ありあけあんどん)などが知られている。
 古き時代は明かりは貴重で大切なものであり、夜の生活は非常に質素なものであったという。
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2007/2/27


崇神天皇陵 Suzin-tennou-ryou Emperor Sujin’s Tomb

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 崇神天皇陵は奈良県天理市にある陵墓。正式な陵墓名は、山辺道勾岡上陵(やまのべのみちのまがりのおかのえのみささぎ)、古墳名は柳本行灯山古墳。第十代天皇の崇神天皇の陵墓とされる。
 崇神天皇は紀元前の人とも三世紀頃の人ともされ、正確な在位の期間は不明だが、最初の実在の天皇であり、大和王朝の礎を築いたと言われる。
 全長242メートル、前方部幅100メートル、後円部直径158メートルの前方後円墳。周囲に、陪塚(ばいちょう)を従える。正面拝殿に神明鳥居を置く。
 水を湛えた周濠には浮島が浮かび、堤からは緑に溢れた奈良盆地を一望でき、隠れた絶景の地でもある。
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2007/2/14


刈谷万燈祭 Kariya-mando-matsuri Kariya Mando Festival

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 愛知県刈谷市に伝わる、歴史ある祭り。愛知県の指定無形民俗文化財に指定されている。
 祭りの歴史は、200年前といわれている。飢饉のとき、刈谷城主が祈願祈祷を行なったのち、雨が降り庶民たちが救われたことがきっかけとなっていると伝えられる。そのため万燈祭りは雨乞い祭りとも言われる。
 万燈は武者の絵を形どった
 縦横約5メートル、幅2メートルほどの、竹、和紙などで作った大きな行灯のようなものである。
 これを人が担いで町中を練り歩く。夜になると、行灯の中に明かりが灯され、和紙に描かれた武者の絵が、ぼんやりと浮かび、神秘的な世界を醸し出す。
 毎年7月の最終の土曜日、日曜日に行なわれている。
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2007/1/10


福野夜高祭り Fukuno-yotaka-matsuri Fukuno-yotaka Festival

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 毎年5月1日と2日に開催される富山県南砺市福野地域の夜高祭は、350年の伝統がある祭りだ。江戸時代に、福野地域の町立ての際、数十日かけて伊勢神宮から御分霊を奉じて国境の倶利伽羅峠にさしかかったころ日が暮れてしまい、町の人々が手に手に行燈を持って迎えに出たことが「夜高祭」の起源と伝えられている。
 横町、新町、上町、七ツ屋、御蔵町、浦町、辰巳町の揃いのハッピを着た若衆が、高さ7メートルにもおよぶ7つの大行燈をはじめ大小合わせて20数本の夜高行燈の練り回しを行う。赤々と灯る行燈の灯とともに、夜高太鼓と「ヨイヤサ!ヨイヤサ!」という勇ましい掛け声が春の夜空に響き渡り、それは勇壮な雰囲気だ。狭い路地をすれ違うときには互いの飾りを壊しあうため、相手の行灯に飛び乗ったり踏んだりするルールがあり、この祭り最大の見ものとなっている。
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2006/11/29


うヴェや Uveya Uveya

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 「うヴェや」は、オリジナルのイラストを切り絵にした、灯りや紙細工を制作する工房。制作を一手に引き受けている兵頭明日(ひょうどうあすみ)さんは、1977年生まれの新進気鋭の現代作家である。
 童話の世界を彷彿とさせる幻想的な切り絵カード。和紙とケント紙で作られた紙細工の行灯。そのどれもが、どこか懐かしさを感じさせる、ほのぼのとした作風に仕上がっている。
 紙行灯は繊細な切り絵がほのかな光に浮かび上がり、幻想的で夢のある空間を作り出す。じっと眺めているだけで、張りつめた気持ちもやさしく解きほぐしてくれそうだ。光源はレトロな丸電球。火を使わないので安全。プレゼントにもぴったりだ。
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2006/11/20


提灯 Chouchin Chouchin

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 ろうそくで明かりを灯す照明具。古くは木の枠に紙を貼り、その中に蝋燭を入れて、掲げおいた。古くは桃燈と記した。
 天正・文禄(1573~96)のころ、細い竹籤を骨にして、折り畳めるようにもなり、手で掲げる灯火具、という意味から提灯と記されるようになった。
 江戸時代に入り、行灯に変わって提灯が流行。提灯の張り替えなどをする提灯職人が登場する。また、地方で、様々な提灯も作られるようになる。
 はこ(竹冠に呂の字)は提灯吉原提灯・奴提灯とも呼ばれるが、折りたたむと箱の形になる。吉原で使われたり、武士の供の奴(やっこ)が用いたのが名前の由来となる。円筒の形をした小田原提灯は小型で軽く、旅行用として重宝された。その他各種、用途目的に応じて、各種の提灯が開発・製造された。
 現在は、福岡県八女市や岐阜県岐阜市が、提灯の生産地として有名。
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