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2008/8/21


高崎まつり Takasaki-matsuri 

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 群馬県最大の祭りといわれる高崎まつりは、高崎藩主大河内家の先祖である源頼政を祀った頼政神社の祭りを起源としている。
 大河内家が明治初期に東京へ移ったこともあり一時衰退したが、道祖神祭り、高崎奉納祭、高崎ふるさとまつり、高崎まつりと、名を変えながら伝承されてきた。
 祭りでは各地で様々なイベントが開催されるが、初日には北関東最大級規模の花火大会が烏川和田橋上流河川敷にて行われ、七〇万人以上の人出で賑わう。
 高崎まつりと同時に高崎山車まつりが開催される。頼政神社の祭礼で使われた山車が今も伝承され、高崎市内の各地区には四〇台近く残っている。
 藤原定家、恵比寿、牛若丸など様々な人形が乗った山車が繰り出し、祭りを盛り上げる。それらが広場に集まる集結式はまさに圧巻である。
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2008/7/15


福島 灯篭流し花火大会 Fukushima Tourou-nagashi-hanabi-taikai Lantern Floating in Fukushima

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 先祖や死者の霊を弔うために、灯篭や供え物を海や川に流すのは、「灯篭流し」と呼ばれ日本の伝統的な行事として各地で行われている。
 福島県田村市船引町の船引地区でも、町の繁華街を流れる大滝根川に二〇〇〇個以上の灯篭を流し、夏を締めくくる行事になっている。
 この灯篭流しは、昭和二四(1949)年、戦後間もない頃、戦没者を供養する盆の送り火として灯篭が流されたのが始まりで、その後も続けられ、昭和三〇(1955)年には花火大会も行われるようになり、夏を彩る行事として定着していった。
 今では各団体が趣向を凝らした灯篭を制作して審査も行われている。
 時代と共に少しずつ内容を変えながらも、大滝根川の川面にゆらめきながら映る淡い光、そして夏の夜空をひと時染める花火が、今も昔も変わらぬ人々の思いを乗せて流れていく。
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2008/7/14


松島灯籠流し花火大会 Matsushima-tourou-nagasi-hanabi-taikai Matsushima Lantern Float Festival Fireworks Display

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 宮城県松島町でおこなわれる「松島灯籠流し花火大会(まつしまとうろうながしはなびたいかい)」は、毎年八月一七日に松島海岸及び松島湾一帯で開催される伝統行事である。
 七百有余年もの昔、奥州随一の禅寺である瑞巌寺(ずいがんじ)の法要で、僧侶たちが経文を読踊し、海に一〇八の灯籠を流したのが始まりだと伝えられている。
 先祖の霊を供養するために、心を込めて流す無数の灯籠が、松島湾の海の上をゆらゆらと流れていく。その中で、夜空には水中でのスターマインや尺玉など、約八〇〇〇発の壮大な花火が打ち上げられ、灯籠と花火の独特で幻想的な風景が映し出される。
 ほとんどの島に松が存在するという、大小二六〇余りの美しい島々が点在する松島。昼間とは違った、日本三景松島湾の華麗な姿をみるために、大勢の観光客が訪れる。
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2008/6/10


沼津夏まつり 狩野川花火大会 Numazu-natsu-matsuri Kanogawa-hanabi-taikai Kano River Fireworks Display at Numazu Summer Festival

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 沼津夏まつりは、沼津の夏の最大の祭で、毎年7月下旬の土・日を中心に開かれる。
 その中でも戦後の復興期に始まった狩野川(かのがわ)の花火大会は、多くの人出で賑わいをみせ、盛大におこなわれる。
 昼間は沼津四季彩々踊りのほか、シャギリの競演、みこし渡御、郷土太鼓の演舞などが繰り広げられ、夜は2日間連続で打ち上げ花火が催される。市街地で打ち上げられる花火大会としては東海地方随一で、夏の風物詩を満喫することができる。
 祭の最後におこなわれるのが、全長470メートルのナイアガラの滝である。2日間で9000発の花火が打ち上げられ、夏の夜空が鮮やかに彩られる。
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2008/6/6


青森花火大会 Aomori-hanabi-taikai Aomori Fireworks Display

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 青森花火大会は、東北三大まつりのひとつである青森ねぶた祭りの最終日に行われる。花火とねぶたの海上運行との競演が堪能できる花火大会である。
 ねぶた祭りでは、歌舞伎や神話を題材にしたねぶたと呼ばれる巨大な灯籠が、囃子に乗って青森の中心街を練り歩くが、海上運行は、ねぶたを台船に載せて青森湾内を運行する。
 祭りの最終日、ねぶた賞を受賞した5台のねぶたが、お囃子の中を海上運行し、花火大会が始まる。
 暗い海に浮かび上がる極彩色のねぶたの頭上に、光の軌跡を刻み込むような早打ちの花火が華開く。色と光に満ちたねぶたと花火の競演は、見る人に、すぐそこまで来ている秋の足音を一瞬打ち消してくれる。
 9000発の花火と幻想的なねぶたの作り出す時空に、すぎ行くみちのくの短い夏を思うのである。
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神明の花火大会 Shinmei-no-hanabi-taikai The Fireworks of Shinmei

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 山梨県の「神明(しんめい)の花火大会」は、江戸時代には、三河の吉田(愛知県)、常陸の水戸(茨城県)と並び、日本三大花火の一つともいわれた由緒ある花火大会である。
 もともと神明社の祭りに神明の花火として打上げられたのが始まりであるが、長く中断していたものを、平成元(1989)年に復活し毎年開催されている。
 開催地の山梨県西八代郡市川大門は、国内有数の花火産地でもある。
 スターマイン、仕掛花火、4号玉、そして競技花火では参加業者のオリジナル花火など、約2万発の花火が壮大な光絵巻を夜空に描き出す。
 なかでも直径約60cm、50kgの2尺玉は、頭上に500mの大輪の華を咲かせ、見る者の度肝を抜く。この花火大会を見るために、県内外から約20万の人々が訪れる。
 復活した神明の花火大会は、街の持っていた特性とエネルギーを発揮し、山梨県内最大規模の花火大会となっている。
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諏訪湖祭湖上花火大会 Suwako-sai-kojou-hanabi-taikai The Lake Suwa Festival Fireworks Display

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 信州の夏の風物詩、諏訪湖祭湖上花火大会(すわこさいこじょうはなびたいかい)は、毎年八月中旬に開かれる、全国でも有名な花火大会である。
 終戦直後である昭和二四(1949)年から続いている花火大会で、終戦記念日にあたる八月一五日の夜七時、戦争犠牲者へ捧げる黙祷から幕を開ける。
 諏訪湖に浮かぶ初島を中心に、湖上に設置された打上台から四万二千発余りの花火が彩りをみせる。湖面に映る花火も見事で、他の花火大会では味わえない光景を楽しむことができる。
 特に、大きな半円が次々と花開くように描かれる水上スターマインや、湖をまたぐ全長二キロメートルのナイアガラは、圧巻である。
 また、四方を山に囲まれた土地であるため、賑やかな花火の音が山に反響し、迫力満点である。
 長野県の花火生産額は全国一で、昔から花火師が多く存在していることから、諏訪湖の花火は技術的に優れているといわれている。
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2008/5/19


みんまや義経まつり Minmaya-yoshitsune-matsuri 

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 みんまや義経まつり(みんまやよしつねまつり)は、青森県東津軽郡外ヶ浜町三厩にて毎年八月一四日、一五日に行われている祭りである。
 この地区には、逃げ延びた源義経がここから北海道へ渡った、という伝説が残されている。
 祭りは義経伝説を再現したもので、義経や静御前、弁慶など従者40人ほどに仮装した行列が、三厩体育館から義経海浜公園まで行進する。
 平安朝絵巻が二日間にわたって繰り広げられ、流し踊り、花火大会、義経こだわりゲームなどの催しも多彩に行われる。
 三厩という地名も、義経が三つの石に馬を繋いだ、という言い伝えからきている。
 みんまや義経まつりは、義経伝説に因んだ、賑やかで楽しい夏祭りである。
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