NIPPON Kichi - 日本吉

記事数7件: 1~7 件表示          

2008/2/21


紫陽花(アジサイ) Ajisai 

Jp

 紫陽花(あじさい)は「水の容器」という学名を持つ、日本原産のバラ目アジサイ科に属する植物である。
 青い小さいものが集まるという意味でつけられた「集真藍(あづさあい)」が「あじさい」の名の元だという説があり、漢字の「紫陽花」は、中国にあった別の花の名を当てたものだといわれている。
 次々と変わる花の色が特徴だが、これは土壌の酸性やアルカリ性の度合いによって色素が変化するためである。酸性度が高いと青が強くなり、低いとピンクになる。その色の変化は様々で、まさに七変化である。
 紫陽花の花はとても大きく見えるが、花弁に見えるのはがく片で、実際の花弁は四、五個の小さいもの。
 日本には、紫陽花を多く植えた寺や観光名所が全国各地にあり、夏の前、梅雨の頃にいっせいに花を咲かせる紫色が、とても美しい。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/6/21


六月 水無月 Rokugatsu Minazuki June, Minazuki

Jp En

 六月は水無月(みなづき)という別称がある。
 旧暦では、梅雨が終わった時期であるため「水が無い月」から、とされる説のほか、田植えが終わり田に水を入れる月であるという、全く逆の説、そして「無」は「の」にあたる助詞であるため「水の月」と意味づけられる説など、諸説ある。
 とはいえ現在の暦では、六月は入梅にあたり雨の多い月、というイメージから水の月という言葉がしっくりとおさまるようになったようだ。
 京都では昔、氷がなかなか手に入らなかった時代があったことから、毎年六月三〇日に氷に見立てたお菓子である水無月を、無病息災を祈願し食す習慣がある。
 六月も下旬を迎えると「夏至」を迎え、梅雨が明けるとすぐに暑い夏がやってくる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/5/23


山口 阿弥陀寺 Yamaguchi Amidaji 

Jp

 華厳宗、華宮山東大寺別院。別名「あじさい寺」という。
 開山したのは俊乗坊重源。東大寺再建のため周防国を訪れた重源が、奈良・東大寺の別院として文治三(1187)年に建立し、後白河法皇祈願所とした。
 金剛力士像が立つ茅葺きの仁王門をくぐり石段を上ると、広い境内が見渡せる。そこには、毛利広政が建てた本堂や開山堂などの堂宇が並んでいる。文化財収蔵庫には、重源が納めた台座に東大寺再建の事柄を鋳込んだ国宝の鉄宝塔や、重要文化財である木造重源坐像など、貴重な文化財が展示されている。
 また、境内には80種類4千本のあじさいが植えられ、梅雨時には鮮やかな色の花が咲き競う。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/3/1


総和竹絵画 Souwa-taake-kaiga 

Jp

 竹が本来持っている自然の美しさと柔らかさを生かして表現する総和竹絵画は、日本でも他に類をみない貼り絵の技法を用いた工芸品。
 良質な孟宗竹と真竹の肉部を厚さ0.2〜2.5?、幅10〜80?ほどの板状にしたものを材料として使用する。立体的に表現するためコテ等で焼きを入れ、日本古来の押絵の技法で台布に貼付け完成する。
 作品の材料となる竹の伐採、加工、乾燥等は、梅雨時にカビが生えたり、暑い時期に割れたりと材料として使い物にならなくなるため冬場に行う。
 家紋・風景・動植物・書・その他あらゆる分野のものを題材に製作されている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/1/31


相馬野馬追 Soumanomaoi Soma-Nomaoi Festival (Soma Wild Horse Chase)

Jp En

 相馬野馬追(そうまのまおい)は、福島県南相馬市で行われる神事である。毎年、梅雨明けと同時期の7月23日〜25日の3日間にわたり繰り広げられる。
 相馬周辺の市町村から500余りの騎馬武者が集まり、大きな3つの妙見神を神輿で招いて催される祭は、今から1060年以上も前、相馬氏の遠祖・平将門が領内の下総国相馬郡小金原に野生馬を放し、敵兵に見立てて軍事訓練をした事に始まると言われている。
 野馬追は、旧相馬藩の行政区であった「郷」によって構成され、郷は領内3妙見の中村神社・太田神社・小高神社に供奉する。
 相馬野馬追は、勇壮で武骨な、伝統ある戦国絵巻である。
 昭和五十五(1978)年、国の重要無形民俗文化財に指定された。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/1/26


原尻の滝 Harajiri-no-taki Harajiri Taki Waterfall

Jp En

 東洋のナイアガラと呼ばれる幅120m、落差20mの滝は、緒方川が突然落ち込んでその景観を作り出し、日本の滝100選に選定されている。
 緩やかなU字型のカーブを描く岩壁の間を、幾筋もの分岐瀑となって、水は滝壷に轟音をとどろかせながら落下している。
 水量が増える梅雨時は迫力満点で、最高の景観となっている。
 緒方川本流にあって、川幅一杯に広がっているこの名瀑は、東洋のナイアガラの名に恥じない雄大な光景を醸し出している。
 滝ができたのは今から約9万年前。熊本県阿蘇山の大噴火で発生した溶岩が滝周辺で堆積したことから始まり、堆積した溶岩は、多角形の柱がいくつも縦につなぎ合わされた形。その柱の隙間に水が入り込み、水流や水圧で圧倒された柱のつなぎ面が滝となった。
 夜間はライトアップされ幻想的な光景を醸し出している。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/1/18


白鳥路 Hakuchouro Swan Road

Jp En

 金沢城公園の石川門から大手堀方向へと、約三〇〇メートルほど続く緑溢れる遊歩道。
 森林のトンネル、緑のトンネルと称されるほど、左右には四季折々の樹木や草花が育ち、その合間を縫って、いくつものブロンズ像が置かれている。
 なかでも金沢三文豪像、室生犀星、徳富蘆花、泉鏡花の三像が並んでいる様は、情緒溢れる金沢の散歩道を象徴している。
 白鳥路の側に、小川が流れているが、かつてこの場所にはお堀が巡らされていて、その名を白鳥堀といった。それが白鳥路の名前の由来である。
 初夏から梅雨にかけては、美しく舞う蛍の姿を見ることができる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数7件: 1~7 件表示          
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter