|
烏城紬(うじょうつむぎ)は、岡山市伊福町に伝わる絹織物である。県の伝統工芸品に指定されている。
寛政一〇(1798)年、塩分に強い綿栽培が発達した児島湾干拓地の灘崎村迫川・宗津あたりを中心に興った袴地織りが、その始まりとされている。
安政年間(1854~1860)、着尺紬(きちゃくつむぎ)が多く織られるようになり、備前池田藩はこれらに岡山城の別名である烏城の名を付け、保護奨励したとされる。
大正に入って綿を絹に代え、くず生糸を利用して緯糸(よこいと)に「からみ」の技法を加え、現在の烏城紬が誕生したという。
手紬ぎ、高機による手織りのため緯糸打ち込みにばらつきが多く、これが糸の鈍い光沢と共に素朴な味わいを呈している。
烏城紬は、丈夫でしなやか、保温性も抜群な伝統の絹織物である。
寛政一〇(1798)年、塩分に強い綿栽培が発達した児島湾干拓地の灘崎村迫川・宗津あたりを中心に興った袴地織りが、その始まりとされている。
安政年間(1854~1860)、着尺紬(きちゃくつむぎ)が多く織られるようになり、備前池田藩はこれらに岡山城の別名である烏城の名を付け、保護奨励したとされる。
大正に入って綿を絹に代え、くず生糸を利用して緯糸(よこいと)に「からみ」の技法を加え、現在の烏城紬が誕生したという。
手紬ぎ、高機による手織りのため緯糸打ち込みにばらつきが多く、これが糸の鈍い光沢と共に素朴な味わいを呈している。
烏城紬は、丈夫でしなやか、保温性も抜群な伝統の絹織物である。
[+ADDRESS] |