NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/2/7


木葉猿 Konoha-saru 

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 熊本県玉東町(ぎょくとうまち)の木葉に伝わる「木葉猿(このはさる)」は、郷土玩具の中で、最も古いものの一つであるといわれている。
 養老七(723)年の元旦に「虎の歯(このは)」の里で生活していた都の落人が、夢枕に立った老翁のお告げにより奈良の春日大明神を祀った。そして木葉山の赤土で祭器をつくった際、残りの土を捨てたところ、それが猿に化けたという言い伝えがあり、木葉猿が誕生したといわれる。
 型を使わず、指先だけで粘土をひねる技法で猿の土焼人形をつくり、素焼きにしたままの伝統玩具である。
 昔から素朴さとユーモアある姿は人気があり、大正時代後期には、全国土俗玩具大番付で東の横綱になった。最近では彩色したものもあり、三匹猿・子抱猿・飯喰猿など合わせて一〇種類程あり、悪病、災難除け、子孫繁栄、子授けなどのお守りとして多くの人々に親しまれている。
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2007/2/26


磐梯熱海温泉 Bandai-atami-onsen 

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 開湯は800年前であるという磐梯熱海温泉は、優しく柔らかな泉質で、伝説の乙女・萩姫ゆかりの「美人をつくる湯」として知られている。
 室町時代初期の南北朝時代、公家の娘萩姫が不治の病を患っており、夢枕に立った不動明王が、都から東北方面に行き、500本目の川岸に霊泉があると告げたとされ、ここで湯治をして全快したと伝えられている。温泉街を流れる五百川には、この伝説が残る。
 熱海という地名は、奥州征伐の後に、この地の領主になった源頼朝の家臣・伊東祐長の出身地である伊豆の熱海温泉に由来する。
 1996年9月、熱海バイパスが開通し、温泉街中心部を通る旧国道49号の交通量が減少。これに合わせて、歩行者が歩きやすい「まちづくり」が行われている。
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2007/2/15


墨坂神社 Sumisaka-jinjya Sumisaka Shrine

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 墨坂神社は奈良県宇陀市榛原区、宇陀川沿いに位置する神社である。
 元は墨坂の天の森、西峠に位置していたが、文安六(1499)年に現在の地に遷座された。
 明治時代までは天野寺が神仏混合で祀られており、六社権現、天野宮とも称された。
 祭神は墨坂大神であり、この神は天御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、伊邪那岐神、伊邪那美神、大物主神の六柱を総称したものである。
 伝承によれば崇神天皇の御世、疫病が蔓延した時、夢枕に現れた神を祀るとたちまちに平癒したとされ、これが墨坂大神と言われる。
 毎年11月には「墨坂渡御行列」が行なわれ、本社から旧社の天の森のお旅所まで神輿に赤楯、赤太刀を担いで練り歩く。
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2007/2/14


船宿寺 Sensyuku-ji Senshuku Temple

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 奈良県御所市に位置する高野山真言宗の寺。山号は医王山。関西花の寺第二十二番礼所。
 神亀元(724)年、行基和尚により建立。夢枕に立った老人のお告げにより、山中に置かれた船形の巨石の上に薬師瑠璃光如来を祭る庵を建てたのが始まりとされる。
 寺名はこの由来による。山号の医王山も薬師如来の心身を癒すというご利益にちなんでいる。
 花の美しい寺として有名であり、四季を通じて桜、あじさい、つつじ、寒椿など花が途絶えることが無い。
 千株のツツジが埋める池泉回遊式の庭園は、裏山を借景に葛城山を一望でき、毎年5月3日の花まつり法要では参拝客で賑わいを見せる。
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