NIPPON Kichi - 日本吉

2007/8/29

栗原市 鶏舞 Kurihara-shi Tori-mai 

Jp


 栗原市に伝わる郷土芸能として、雅楽の流れを取り入れた舞が存在する。南部神楽の演目として、神楽の最初に演ぜられる舞が「鶏舞(とりまい)」である。
 初心者はまずこの演目に取り組むといわれる。それは多数ある舞の中で、最も基本的な演目として知られているからだ。そのため鶏舞は子どもたちの間でも多く踊られている。
 鳥兜をかぶり、華麗な帯と袴を身につけた舞い手が、土をしっかり踏みしめ、その反動で跳ねて廻るというものだ。
 この鶏舞の由来は、神話からきている。天照大神(あまてらすおおみかみ)が岩戸へ隠れてしまい、諸国の神々が何とか岩戸から呼び出そうと集結した。その後、見事に天照大神が岩戸から出てきたとき、羽ばたいたといわれる鶏を真似たのがこの舞とされている。
 この岩戸を開くために、鶏が大声で鳴いたとも伝えられていることから、この舞には激しい動きも多くみられる。

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住所
989-5100 宮城県栗原市
名前
栗原市 鶏舞




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