NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/5/2


岡本焼 Okamoto-yaki 

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 香川県の岡本焼は、古くから農家の副業として焼かれてきた素朴な焼き物である。この豊中町岡本地区では、近くで良質の粘土が採れる。
 もともと自分たちが日常につかう土鍋や鍋、豆炒り瓦など生活雑器が中心で、俗に「ほうろく」といわれる800度から900度で低温焼成されたうす赤茶のあたたかい色味の土器である。
 かつては、「ほうろく売り」と呼ばれた行商人が、製品を荷車に積み、雲辺寺山を越えて、遠く徳島まで売り歩いた。
 讃岐の醤油豆を煎るのにつかう「おくどさん」やほうろく焼に使う広くて浅い皿。
 明るくのんびりとした姿は、まるで瀬戸内の穏やかな日差しの中にいるような印象である。
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2007/4/3


石ヶ谷峡 Ishi-ga-tani-kyou 

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 瀬戸内海に流れる太田川の支流の水内(みのち)川の一支谷。
 花崗岩の河床に清流が流れ、竜頭の滝など多くの滝がある。峡谷内は、兜(かぶと)岩・名号岩などの奇岩に富み、なかでも屏風(びょうぶ)岩は直立40〜50メートルから120メートルにおよび、またこうもり岩は約300メートルで峡の二大景観をなしている。
 紅葉シーズンはハイキング客でにぎわいをみせ、一般的な折り返し地点「燈明滝」までは徒歩で片道約一時間半。
 渓谷入り口付近にそびえる「名号岩」には、修行僧が彫ったとされる念仏の文字を見ることが出来る。
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2007/1/25


王子が岳 Oujigadake Mt Ojigadake

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 岡山県の渋川海岸に隣接し、瀬戸内海を一望できるのがここ「王子が岳」。花崗岩の巨岩・奇岩が重なり合うダイナミックな眺めに加え、標高231メートルの山頂からは瀬戸大橋の多島美、対岸の四国連山のパノラマが一望できる。
 王子が岳の名前の由来は、その昔、百済の王女が唐琴の浦(現牛窓町)に住んでいるとき、王子を出産したことから名づけられたという。
 ここは瀬戸内海国立公園に指定されており、「おじさん岩」「にこにこ岩」「ひつじ岩」など変わった形の岩がたくさんあり、自然の造った造形美の妙を楽しめる。
 山腹に沿って遊歩道があり、ハイキングコースとしてももってこい。山頂西部には桜、つつじ、わらびなどの園地が広がり、四季折々の美しさを見せている。パラグライダーのフライトポイントもあり、スカイスポーツも盛んだ。
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