NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/2


無量寿寺 Muryouju-ji Muryojuji Temple

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 愛知県知立市八橋町寺内にある臨済宗妙心寺派に属する寺。正式名は八橋山無量寿寺(やつはしざんむりょうじゅじ)。平安の歌人である在原業平も名歌に詠んだ、カキツバタの名勝地である。
 慶雲元(704)年に慶雲寺として創建されたというが、開基に関しては不明な点が多い。
 弘仁一ニ(822)年に密円が現在地に移転、真言宗の無量寿寺として整備された。
 寛文一〇(1670)年になり、厳点和尚により臨済宗に転宗され、文化九(1812)年には煎茶道の方巌売茶(ほうがんばいさ)翁により杜若庭園も作られた。
 杜若庭園は現在、八橋かきつばた園といわれる有名な庭園として整備されている。
 毎年四月末から五月中旬に行われる八橋かきつばたまつりは知立市最大のイベントである。
 古来より歌にも詠まれるほど美しく親しまれている、紫色の花カキツバタ。業平のように歌を詠みながら昔に思いを馳せるのもいいかもしれない。
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2007/8/10


史跡八橋かきつばたまつり Shiseki-yatsuhashi-kakitsubata-matsuri Yatsuhashi Iris Festival

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 愛知県知立市の無量寿寺境内にある回遊式庭園が八橋かきつばた園である。
 平安の歌人、在原業平もうたに詠んだ、伊勢物語の昔から知られているかきつばたの名勝地である。
 毎年四月下旬から五月下旬にかけて約三万本のかきつばたが咲き、史跡八橋かきつばたまつり(四月二七日~五月二六日)が開催される。
 庭園の面積は約1万3千平方メートルもあり、かきつばたまつりは55年ほど前から行われている。
このまつりは、知立市の最も大きなイベントであり、期間中には「史跡八橋かきつばたを写す会」や「茶会」「盆栽転」「俳句会」「詩吟大会」「宝物展」などいろいろなイベントが催される。
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2007/6/21


能面 中将 Noumen Chujou Noh Mask Chujo

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 中将(ちゅうじょう)とは、能で使われる男性をあらわす面の一つである。
 品位のある公家・公達などの役に使われることが多い。
 中将在原業平の表情を模したものと言われ、ややつり目で、鼻もしっかりとした印象がある一方、女性的な線の細い口元、そして上歯にお歯黒が用いられ下の歯がない等、どこかやわらかな印象が表されている。
 眉間にある2本の深いしわは哀愁漂わせており、また眉が殿上眉と呼ばれる特徴的な形であるため、より印象に深みを増す。
 平家の公家や貴族の霊の役として使わており、清経(きよつね)、通盛(みちもり)、忠度(ただのり)、雲林院(うんりんいん)、融(とおる)等の曲に使用される。
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2007/1/31


不退寺 Futai-ji Futai-ji Temple

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 奈良県にある真言律宗の寺院。山号は金龍山、別名を業平寺(なりひらでら)。
 承和十四(847)年、平城天皇が退位後、都を逃れて「萱御所(かやのごしょ)」を建てたのが始まり。
 その後、阿保親王とその子、在原業平が引継ぎ、親王亡き後その菩提を弔うために在原業平自らが聖観音像を作り、本尊としたのが開基とされる。
 別名「業平観音」と呼ばれる木造聖観世音菩薩立像は、木造五大明王像と共に重要文化財に指定されている。
 境内には室町時代の建築とされる寄棟造、本瓦葺の本堂、鎌倉末期作の南門の四脚門などが立ち並ぶ。
 「南都花の古寺」の別名を持ち、四季ごとに庭先に花が生い茂る名刹である。
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