NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/2/16


小槌 Kozuchi Kozuchi (Magical Hammer)

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 通常、小槌は物を打ち付けたり、潰したりする道具だが、七福神の一柱の大黒様が持つ「打出の小槌」は、振ると財運と衣食住の幸せをもたらすとされ、米俵に乗り福袋と打出の小槌を持った微笑の長者形は愛らしささえある。袋を背負っているのは、大国主が日本神話で最初に登場する「因幡の白兎」において、八十神たちの荷物を入れた袋を持っていた為である。また、大国主がスサノオの計略によって焼き殺されそうになった時に、鼠が助けたというおとぎ話から、鼠が大黒天の使いであるとされる。当初の大黒天は、破壊と豊穣の神として信仰され、後に豊穣の面が残り、食物・財福を司る神となった。
 その他に「一寸法師」や「貧乏神と福の神」という昔話にも「打出の小槌」は出てきて、願いを叶えるものとして使われている。
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2007/1/24


吉備津神社 Kibitsu-jinja Kibitsu Shrine

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 吉備津(きびつ)神社は、岡山県吉備津にある。備中の一宮である。
 おとぎ話「桃太郎」のモデルといわれる大吉備津彦命を祭神とする。平安時代にはすでに「三備一宮(備中一宮)」として、昔から産業の守護神として、また長寿の守り神として全国の人々から深く信仰されてきた由緒ある社である。
 本殿は屋根に千鳥破風がふたつ並ぶ、特異な「吉備津造り」(比翼入母屋造)で国宝にも指定されている。本殿と摂末社をつなぐ廻廊は長さ約400メートルも続いており、南随神門の脇からの眺めは見事。県の文化財に指定されている。
 境内にあるあじさい園、ぼたん園、梅林なども有名。四季折々の美しさを見せ、参拝者たちの目を楽しませている。
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矢喰宮 Yaguino-miya Yagui Shrine

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 矢喰宮(やぐいのみや)は、血吸川が足守川に合流するあたり、岡山市高塚にある。境内にある大小4つの矢喰岩は桃太郎伝説に由来のあることで有名だ。
 「吉備津宮縁起」によると、桃太郎伝説のモデルとなった吉備津彦命の射た矢と、桃太郎に登場する鬼の源流とされる温羅の射た矢が空中でぶつかって落ちたところとされる。また、「鬼ノ城縁起」では、吉備津彦命の矢と温羅の投げた石が当たって落ちたところと記されている。さらに社伝では、境内にある巨石は温羅が投げたもの、そばに生えている竹は、吉備津彦命の矢が根付いたものという。
 この大小4つの花崗岩でできた岩は、古くからの伝説とあいまって、地域の人々に古くから親しまれている。
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恋路海岸 Koiji-kaigan Koiji (Love-way) Beach

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 能登半島の海岸の中でも、内海の女性的な情景を醸し出しているのが恋路海岸。白い砂浜と奇妙な岩がコントラストをなす。
 そのロマンティックな海岸の名前には、逆に悲しい恋の物語が由来する。ある娘と青年が恋に落ちる。娘は夜、海岸に焚き火を起こし、青年はそれを目印にして娘と会った。二人は夜ごと逢瀬を重ねていたが、別の青年が嫉妬し、娘を閉じこめ、別の場所に焚き火を起こした。その火を目指した青年は深みにはまり命を落とした。娘も嘆き悲しみ、自ら海に身を投げた。
 現在、恋路海岸には、二人が仲良く座る像とハート型の幸せの鐘モニュメントが設置され、背後には真っ赤に塗られた鳥居と、さらに後方には弁天島が浮かぶ。青く澄んだ海、白い砂浜、赤い鳥居が美しい。
 毎年七月二七日には、恋路の火祭りが行われ、松明が夜の恋路海岸を赤く染める。
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