NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/12/14


バラ踊り Bara-odori 

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 竹製のザルをバラと呼び、これに紙を貼って太鼓にしたものを叩いて踊るのが「バラ踊り」である。毎年九月の第三日曜日に、さつま町中津川にある大石神社大祭で奉納される。
 この踊りのはじまりは、豊臣秀吉が朝鮮出兵した際、凱旋祝いとして従軍兵士に踊らせたという説や、出稼ぎにきたバラ職人が、商品が売れるように発案して広めた説、そして島津義弘が関が原の合戦で敵中突破をし、無事に帰ってきたときのお祝いに、即席に民家のバラを叩いて踊った説などが伝えられている。
 バラ踊りは、鉦組とバラ組に分かれ、二列に並んで左右に分かれて円陣を作り、頭鉦の合図で踊りだす。バラは外円をぐるぐるまわりながらばちでバラを打ち叩き、鉦は内円を走りまわって鉦を打ち鳴らし、頭鉦の合図で踊り終わるものである。
 地元の小学校に文化財少年団を結成し、この民俗芸能を習得し、見事な演技を披露している。
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2007/7/9


えれこっちゃみやざき erekotcha-miyazaki Ere-kotcha Miyazaki Festival

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 宮崎市制60周年を記念して1984年に始められた「宮崎ふるさとまつり」をリニューアルし、新たに2002年から始められた「まつりえれこっちゃみやざき」は、日本の伝統的なお祭りで見られる盆踊りと、現代のダンススタイルをコラボレーションした新しいタイプの祭りである。
 7月の終わりの2日間、宮崎民謡などに合わせて約1万人が参加する「市民総踊り」とダンスコンテストの「えれこっちゃみやざき」をメインに、踊りやダンス、パフォーマンスなど九州各地から様々な踊りの集団が集まり、宮崎市の中心街等で暑い夏を体全体で表現する。
 「えれこっちゃ」は宮崎の方言で「えらいことだ」の意味を表すが、文字通り大変な賑わいを見せてくれる。
 その他にも、県内の太鼓グループによる「太鼓舞台」や宮崎の豊かな食材に出会える「キッチンガーデン」など、お祭り気分を十ニ分に満喫できる。
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2007/5/18


久田見祭り Kutami-matsuri Kutami Festival

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 「久田見祭り(くたみまつり)」は、久田見の氏神である神明・白鬚両神社で行われる。
 桜が咲き、若葉の香り漂う春の日に、6両の絢爛豪華なだんじりが笛のお囃子に合わせて村を練り歩く、壮麗でゆったりとした祭りである。見所は「糸切りからくり」。国指定の無形民俗文化財であり、県の重要無形民俗文化財にも指定されている。糸が直接からくりと繋がっていない、特徴的なつくりになっており、独特な技法で作られ、操作も通常の操り人形とは違うので、歴史的にも芸術的にも高く評価されている。この独創的な人形劇は、昔話や最近の出来事、流行したアニメやスポーツ等、毎年お題が変わるので、毎年飽きることなく楽しめる。
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2007/2/15


阿紀神社 Aki-jinja Aki Shrine

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 阿紀神社は奈良県宇陀市、西山の麓に位置する古社。
 神武天皇東征の折、熊野の難所を越えて、この地に天照大神を祭ったのが始まりとされる。
 祭神は天照大神。社殿は伊勢神宮正殿と同じ作りである神明造り南向きであり、破風板が屋根をつらぬき千木になり、棟の上に堅魚木が並べられる。
 境内には能舞台が作られ、江戸時代初期から能楽が奉納されてきた。大正時代に一時途絶えたが、平成四年に薪能が行なわれ、現在は「あきの蛍能」として毎年6月に行なわれている。
 神社の前には、柿本人麻呂の歌で知られる「かぎろひ」が見られる「かぎろひの丘」が広がり、厳冬の早朝には幻想的な光で照らされる。
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2007/1/26


大野楽 Oonogaku Onogaku Performing Art

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 大野楽は、大分県日田市前津江町大野に伝わる舞台芸能である。
 大野楽の由来記には元弘元(1331)年、大旱魃(かんばつ)により奉納したのが始まりと伝えられる。八幡大菩薩(応神天皇)の誕生を祝って奏したのが始まりとも言われるが、正確な起源は不明である。
 はじめの頃は、旱魃、長雨、疫病流行などの際に奉納したらしいが、主として降雨祈願であったようである。
 近世では、五穀豊穣、疫病災難払い、天皇即位を祝うために氏神・老松天満社に奏楽していた。
 県の無形民俗文化財にも指定されている。開催は不定期で、10月の下旬に行われている。
 大野楽は、総勢100名あまりの人々が練り歩き、舞い踊る。その様子は勇壮にして風雅であり、大変きらびやかな楽である。
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2007/1/7


宅野子ども神楽 Takuno-kodomo-kagura Takuno Children’s Kagura (Shinto Dance)

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 島根県太田市仁摩町で江戸時代から伝わる子供神楽。
 仁摩町は日本海に面した半農半漁の集落。世帯数はわずかに二百八十ほどで少ない。
 1751年ころ、大元神楽が子ども神楽に変わり奉納されたのが始りといわれる。
 1月1日から3日、この町では毎晩、子ども神楽が上演される。須佐之男命の大蛇退治、稲田姫との出会いなどの演目構成を、大人たちの前で、宅野の小・中学生たちが「大蛇」「恵比寿」「鬼」「狐」といった役に扮して演じる。
 昭和三十九年、仁摩町無形文化財に指定。四十四年には皇太子、同妃殿下(現在の天皇・皇后両陛下)の御前公演を行なった。
 平成三年に日米文化交流の一環として渡米。
 代々受け継がれてきたこの神楽は、これからも宅野の地の子供たちによって引き継がれてゆくであろう。
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2007/1/6


佐太神社 Sada-jinja Sada Shrine

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 島根県松江市にある佐蛇川の側にある神社。
 出雲大社に次ぐ二の宮として勢力を誇っていた古社で1684年に建築された。
 大社造りの本殿が三殿に並列する。本殿には十二柱の神々を祀り、扇面絵画が描かれた物としては国内最古クラスである彩絵桧扇(さいえひおおぎ)がある。全国各地の里神楽に影響を与えたとされる佐陀神能など国指定の文化財も数多く所有する。
 9月24日の御座替(ござかえ)祭、25日の例祭は有名で、国の重要無形文化財に指定されている佐陀神能(さだしんのう)を演舞する。
 また11月に執り行われる神在祭(じんざいさい)は八百万(やおよろず)の神々が集まり、火難、水難をはじめ一切の災厄を除くためのもので「神在の社」とも呼ばれている。
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