NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/8/11


総付け Soutsuke 

Jp

 総付け(そうつけ)は、日本に伝わる、着物の模様づけの一つである。
 着物全体が、一枚の絵になるように模様が描かれたもので、総柄(そうがら)・総絵羽(そうえば)・総模様ともいう。
 生地全体に模様が織られている、または染め出されている柄付けの事とされる。
 元来、着物は総付けであったが、時代や流行の変化、羽織の着用、帯幅が広くなったこと、紋付の出現などによって、総付けは振袖や打掛などだけの物となった。
 現在は、着物以外ではトランクス、ネクタイ、タオル、ハンカチなどの布製品に多く使われている。大半がこの総付けを採用しており、簡単に見かける事ができる。
 総付けは、元々は広く使用されていた、古来より今に伝わる、伝統の模様付けである。
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2007/1/12


読谷山花織 Yomitanzanhanaori Yomitanzan Hana-Ori

Jp En

 読谷山花織(よみたんざんはなおり)とは、沖縄の読谷村で織られる、独特の花模様の織物である。
 14〜15世紀頃の読谷は、長浜港で中国や南方諸国と積極的に貿易を行っていた。その頃に織物も伝えられ、やがて読谷で花織が独自に織れるようになった。
 当時は琉球王朝のための御用布として、読谷住民以外は一般の人々は着用できなかったと伝えられている。
 花織は、可憐で細やかな花模様を色糸で浮かせ、これに絣の風合いをあしらった30種類もの模様を駆使した南国情緒あふれる織物である。
 特に手花で織られる手巾は、昔は祈りの手巾、想いの手巾と呼ばれていた。家族の無事安全を祈り、自分の好きな人の為に想いを込めて織上げ、贈った物である。
 読谷山花織は、織人の想いあふれる美しくも可憐な織物である。
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