NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/4/8


氷のトンネル Koori-no-tonneru 

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 北海道の中で2番目に小さな村の西興部(にしおこっぺ)に、真夏でも雪が残り渓谷を覆っている涼やかな「氷のトンネル」がある。
 冬の間、北見山地北部のウエンシリ岳の麓に、降雪や雪崩などで厚く雪が積もり、春になると下を流れる沢によって内部が溶けトンネルを形成する、夏の一時期に見られる珍しい雪渓。
 トンネル内の幅は4m、高さは3mほどで、積雪の多い年には長さが500mにも達する。
 壁には亀甲の様な特徴のある模様が見られ、自然の神秘にはただ驚かされるばかりである。夏の時期でも内部は4度程とひんやりとした冷気が漂っている。
 是非、訪れたい場所だが2001年に崩落事故があり、今では幻の名所になってしまっている。
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2007/11/1


栃木 平和観音 Tochigi Heiwakannon Tochigi Heiwa Kannon

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 栃木の平和観音は、栃木県宇都宮市大谷町にある、大きな石仏である。
 昭和二九(1954)年、第2次世界大戦における日米両軍の戦没者の冥福を祈り完成、昭和三一年に開眼した、大谷石の採石場の跡に作られた観音仏である。
 石工の上野浪造が基礎を作り、彫刻家の飛田朝次郎が手彫りで穏やかな表情に仕上げた。
 平和観音は、高さ26.93m、胴回り20mもの大きさで、胸の高さには宇都宮市内を一望できる展望台がある。
 平和観音像の左手の側にある崖にはトンネルがあり、大谷寺側と行き来出来たが、崩落の恐れがあるため近年取り崩された。
 近隣には、大谷観音で有名な大谷寺もある。
 平和観音は、石の町大谷を象徴する巨大観音像である。
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2007/10/15


水ヶ滝 Mizu-ga-taki 

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 JR伊予三島駅から金砂(きんしゃ)湖へと抜ける国道319号線の法皇(ほうおう)トンネル出口すぐ左側に、一条の滝がある。「水ヶ滝(みずがたき)」は「法皇の滝」とも呼ばれ、辺りは法皇の滝小公園として整備されている。
 落差はかなりあり、流れ落ちる水は黒い岩肌のところどころにぶつかりながら飛沫を散らす。滝壺は浅く近くまで寄れるので、下から見上げると、この滝の高さを実感できる。条件が良ければ、滝水は斜光線に照らされ浮き上がって見える。流れ落ちた水は銅山川を経て金砂湖に注ぎ込む。国道沿いにあるため、多くの見物人が涼を求めて次から次へと立ち寄り、カメラマンも多い。六月頃には滝周辺に紫陽花が咲き、水量も豊かで、色とりどりの紫陽花に飾られて滝は一層魅力を増す。
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2007/10/11


法華津峠 Hoketsu-touge 

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 法華津峠(ほけつとうげ)は、西予市(旧宇和町)と宇和島市(旧吉田町)の境にあり、標高は436m。現在はJR予讃線と国道56号がトンネルで一気に通過するが、かつては宇和島街道最大の難所といわれた。今も峠越えの旧道が残ってはいるものの、通る車は少ない。峠の頂上に立つと、眼下にはみかんの段々畑と宇和海が広がる。リアス式海岸と紺碧の海とが織りなす景色は雄大で、晴れた日には遠く九州まで望むことができる。イカ釣りの季節には、漁火が幻想的に浮かび上がる。
 旧道の路傍には、世界的に有名な賛美歌404番の一節「やまぢこえて ひとりゆけど 主の手にすがれる 身はやすけれ」と刻まれた碑が置かれている。これは、キリスト教の教育と伝道に献身した松山市名誉市民の故・西村清雄(にしむらすがお)が、南予伝道の帰路、ひたすら神に祈りつつ作ったと伝えられている。
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2007/10/3


梯子滝 Hashigo-daki 

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 梯子滝(はしごだき)は、北海道岩内郡岩内町にある名瀑。
 以前は岩内町市街から島牧方面へ進み、敷島内の集落を越えたところにある樺杣内覆道と鵜の岩トンネルの間のわずかな場所を流れていたが、現在はこれを迂回する新トンネルの上を流れている。
 このトンネルは、長さが4km近くあり、出口は雷電温泉手前になるため、現在は海上で船から見ることしかできない「幻の滝」である。
 高い崖から三段になって水流が流れ落ちる様は圧巻。冬には水が大きく氷結し、見事な氷瀑を見ることができる。厳しい海風が吹き付ける北海道ならではの風景である。
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2007/8/13


愛媛 大樽の滝 Ehime Ootaru-no-taki 

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 愛媛の大樽の滝(おおたるのたき)は、愛媛県西条市下津池にある落差35mの滝である。朝日を浴びて滝に虹がかかることから、七色の滝とも呼ばれている。西条市名水名木50選のひとつ。
 国道194号線を西条市内より高知県に向かい、石鎚芸術村チロルの森を過ぎ、大樽トンネルを抜けてすぐのところにある。
 木々の間から岩肌を滑るように落ちる大樽の滝は、滝の水量は多くないが、数条の流れは水飛沫を上げ、風が吹くと飛沫がなびき、山あいの美しい景観をいっそう引き立てている。
 普段は水量が極端に少ないが、雨季や、雨の降った後に行くと、訪れる者に素晴らしい直瀑の瀑布を見せてくれる。
 滝に登って行く道にはギンバイソウが多く咲いており、滝壺の周りにはヒメレンゲも咲いている。
 愛媛の大樽の滝は、雨量の多い時には大迫力となる名瀑である。
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2007/8/9


三本杭 Sanbon-gui 

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 三本杭(さんぼんぐい)は、宇和島駅の南東方向約7キロメートル、愛媛県と高知県の県境から少し愛媛県側に入った場所に位置する、標高1226メートルの山である。
 三本杭とは、藩政時代に宇和島藩、吉田藩、土佐藩が立てた三本の領地境界の標柱に由来するものだという。
 四万十川の支流、目黒川の水源が景勝地である滑床渓谷(なめとこけいこく)を形成、これが三本杭の北の裾を流れている。1000メートル級の山々に囲まれ、渓谷が約12メートルに及ぶ。侵食によってできた花崗岩の河床が特長で、一枚岩の千畳敷など変化に富んだ渓谷美を目当てに訪れる人が多いようだ。
 山頂から御祝山(おいわいやま)にかけての尾根はシャクナゲが咲き乱れ、シーズンになれば長いシャクナゲのトンネルが楽しめる。
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2007/8/1


しばた桜まつり Shibata-sakura-matsuri 

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 宮城県柴田郡柴田町には、「さくらの名所100選」にも選ばれている「船岡(ふなおか)城址公園」と「白石川堤一目千本桜(しろいしがわつつみひとめせんぼんさら)」があり、東北地方随一の桜の名所として知られている。
 毎年4月上旬から下旬にかけては、船岡城址公園で「しばた桜まつり」が行われ、県内外から約20万人の花見客が訪れ、大変な賑わいを見せるという。
 小高い山の上にある船岡城址公園には約1000本のソメイヨシノがあり、見ごろの時期には山全体がピンク一色に彩られる。祭りでは、夜桜ライトアップや大正琴、踊り、太鼓の披露が行われ、花見客の目を楽しませてくれる。
 公園の名物であるスロープカーは、桜のトンネルをくぐるような気分を味わえる。山頂から遠く広がる桜の眺めは目が覚めるほど美しい。
 しばた桜まつりは、みちのくの人々が毎年心待ちにしている、東北の春の風物詩である。

 
 
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