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2008/7/25


三陸リアス式海岸 Sanriku-riasushiki-kaigan  Saw-tooth Sanriku Coastline

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 三陸リアス式海岸(さんりくりあすしきかいがん)とは、青森県南東部~岩手県沿岸部~宮城県の牡鹿半島までの、総延長600kmのリアス式海岸の事である。
 三陸とは青森県の陸奥、岩手県の陸中、宮城県の陸前の総称で、リアス式海岸とは海岸線に対して垂直方向に伸び、河川により浸食されてできた開析谷が、谷が沈降してできた入り江になり、それが連続して鋸の歯のようにギザギザに連なっているような地形をいう。
 三陸海岸の沖合いは、寒流の親潮と暖流の黒潮が三陸沖でぶつかり、世界四大漁場と呼ばれるほど豊かな漁場が広がっている。
 また、海岸の断崖絶壁は、ミサゴ、ウミウ、ウミネコ等の野鳥の格好の繁殖地ともなっている。
 三陸リアス式海岸は、太平洋の荒波と風雨によって造り出された景勝地が、点在する海岸である。
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2007/10/11


高茂岬 Koumo-misaki 

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 高茂岬(こうもみさき)は愛媛県南宇和郡愛南町にある愛媛最南端、西海半島の西南端の断崖、豊後水道(ぶんごすいどう)に突きだした岬である。
 岬はリアス式海岸特有の、百メートルを越える男性的な断崖が連なり、岩礁に黒潮の波が砕け散る様は豪快且つ、心が洗われる思いである。一帯は足摺宇和海国立公園に属している。
 岬には遊歩道が整備されており、天気のよい日には九州が遠望でき、地平線に沈んでいく夕陽の美しい岬としても有名である。
 また、あたりには亜熱帯植物も多く生息し、秋には美しい野地菊が咲き乱れ、ススキが一面に広がる風景も展望できるなど緑に恵まれた岬である。
 また、小型の鷹の群生地としても有名で、秋の澄んだ空に群舞する鷹の姿は見ものである。
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2007/9/4


白浜神社例大祭 火達祭 Shirahama-jinja-reitaisai Hitachi-sai Hitachi Festival at Shizuoka Shirahama Shrine

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 伊豆半島の先端、下田市にある白浜神社(しらはまじんじゃ)は、正式名を伊古奈比咩命神社(いこなひめのみことじんじゃ)といい、伊豆最古の宮として知られる。伊古奈比咩命、三嶋大明神、見目、若宮、剣の御子の五柱を祀る。二千四百年前、三嶋大明神が黒潮にのって伊豆へ到着し、お供の見目、若宮、剣の御子の進言により加茂の姫神である伊古奈比咩命を后として迎え、白浜の地に宮を構えたという。
 「火達祭(ひたちさい)」は、毎年一〇月下旬に三嶋大明神の祭典が始まることを伊豆七島の神たちに知らせる合図として、火祭りを行うものである。
 祭典前夜に伊豆七島を表した井桁に点火。かがり火を灯し、玉串の奉納後、背後の花火が点火され吹き上がる。そろそろ火も消えかけた頃、最後に大きな打ち上げ花火が夜空を彩る。
 翌日は大のぼりの下、境内は出店で賑わいを見せ、白浜太鼓や下田市無形文化財「三番叟(さんばそう)」の舞が一般公開される。


 
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2007/5/8


足摺岬 Ashizurimisaki Cape Ashizuri

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 足摺半島の突端にある四国最南端の岬。標高433mの白皇山を中心とする花崗岩大地が沈隆と隆起をくりかえし、長い歳月をかけてできた。
 太平洋の荒波が激突するため、岩が削り取られ80mの断崖となっている。その上に白亜の灯台がそびえる雄大な眺めは見事で、黒潮の恵みを受け、夏は涼しく冬は0度を切る事が少なく温かい。そのため亜熱帯植物が自生し、天然記念物も多い。
 又、岬一帯は椿の名所でもあり、15万本の椿の遊歩道(椿トンネル)は、シーズンともなると見事な景色になる。豪快にしてダイナミック。熱い国・土佐ならではの自然の雄大さを、実感できる。
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ダルマ夕日 Darumayuuhi Dharma Sunset

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 高知県宿毛市の海を中心にみられる冬の風物詩「ダルマ夕日(ゆうひ)」。
 日が暮れ出すと大気の温度は急激に下がるが、水温は徐々にしか低下せず、特に黒潮が接岸する高知では冬場でも海水表面の水温が高いため、日没近くでは大気温との温度差が大きくなる。
 そのため、太陽が水平線上に沈みかけた時、海面から上がる水蒸気によって層ができ、その層を通る光が屈折してもう一つの太陽が海面に映し出される。
 この二つの太陽が接するとまるで海からダルマが顔をのぞかせているように見えることからダルマ夕日と呼ばれている。
 だるまは、しだいにお椀を伏せたような形となり、あっという間に水平線に隠れる。その間わずか数十秒。
 海のだるま様を拝めたらきっといいことありそうです。
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2007/5/7


臼碆 Uusbae Usubae Rock

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 高知県足摺岬の西、絶壁の先にぽっかりと浮かんだ碆(はえ)。
 海の中にある岩をこの辺りでは、波の下に石と書いてハエと云う。
 大きさは海上2m、周囲10m。この碆に寒流である親潮と南から流れてくる黒潮の潮目が達する時、碆を中心に大きな渦がまく。その形が、碾き臼(ひきうす)で粉をひいている様に見えるところからこの名前がついた。
 はじめは、この岩場だけを「臼碆」と呼んでいたが、最近ではこの岬一帯を「臼碆」と呼ぶようになった
 この岬の先端の岩場には「竜王宮神社」がある。潮のぶつかるこの辺りはよい漁場で、その昔、夫が出漁した後、女房達は女だけで酒と肴を持ってお参りに行き、航海の安全と大漁を祈願した。
 真上の展望台から見る臼碆。隣の鵜ノ岬から眺める臼碆。つい、渦の下から竜宮王が立ち上ってきそうな錯覚に陥る。
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桂浜 Katsurahama Katsurahama Beach

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 高知県高知市南部に位置し太平洋に臨む海岸。
 砂浜の北東端に上竜頭岬、南西端に下竜頭岬があり、その間を弓形に砂浜が延びている。
 下竜頭岬には竜王宮の鳥居が立つ。浜には、幕末の志士、坂本龍馬像があり、遥か太平洋の彼方を見つめ、その下には箱庭のような桂浜が広がる。
 黒潮の流れる太平洋に南面したこの浜は、土佐民謡「よさこい節」にも歌われているとおり、昔から月の名所としても名高い。毎年この浜では、中秋の名月の夜に地元出身の歌人・大町桂月を偲んで「名月酒供養」が開催される。
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2007/4/5


土佐の小京都 Tosanokokyoto 

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 土佐の小京都と呼ばれる(旧)中村市(四万十市)は、悠々と流れる四万十川とともに発展してきた。
 中村(四万十市)は中世の時代に、前関白一条教房公が下向し、京都に模したまちづくりを行ったとされ、このことが「土佐の小京都」と呼ばれる所以である。
 昭和21年の南海大地震のため、昔ながらの街並みはほとんど残されていないが、現在でも碁盤の目状の区画と「東山」、「鴨川」などの地名や伝統行事に当時の名残を留めている。
 また、周囲には、太平洋の黒潮に洗われる足摺岬や国内最後の清流四万十川など、雄大で豊かな自然が満ちており、わが国最初の国際人といわれるジョン万次郎をはじめ多くの立志伝中の人物を輩出している地でもある。雅やかな情緒と奥ゆかしい風情を今に伝える古都である。
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