NIPPON Kichi - 日本吉

2007/12/26

めんこ遊び Menko-asobi 

Jp


 めんこ遊びは、江戸時代から親しまれてきた素朴な遊びである。
 初めは人の顔や紋が面型に抜かれた粘土を焼いて作られたもので、直系2cm~3cmほどのものだった。
 明治に入ると、薄い鉛製のものとなり、この時代に、めんこあそび特有の相手のめんこを反転させる、いわゆる“起こし”が生み出されたといわれている。
 その後は厚紙でできた紙めんこへと姿を変え、今に至っている。
 遊び方も至極単純で、地面に置いためんこに対して別の者が手にしためんこを叩きつけ、地面のめんこが裏返るかどうかで勝敗が決まる。また、裏返されためんこは、叩きつけた者の所有となることも特徴である。
 表面には、その時代の人気の風物が図柄として用いられてコレクションのような価値観もあったため、取ったり取替えしたりといった競争心も、遊びの盛り上げに一役買っていたようだ。
 近年ではその他の様々な遊びに押されて衰退気味ではあるが、平成の世になった今もその面白さは脈々と受け継がれている。

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めんこ遊び




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