NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/29


烏丸半島の蓮 Karasuma-hantou-no-hasu The Lotuses of Karasuma Peninsula

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 烏丸半島(からすまはんとう)の蓮とは、滋賀県草津市に広がっている大群落のことである。
 蓮は、およそ9.3haにも及び、日本でも有数の名所となっている。7月中旬から8月中頃まで順次花を咲かせる。鑑賞には午前6時前後の早朝がお薦めである。
 蓮の、大きく広げた蓮の、葉の上で揺れる水玉の動くさまを観ていると、いつしか時間を忘れて瞑想の世界へと誘われてしまう。
 この群生地に接して、草津市が水生植物園「みずの森」を作り、200種の植物を栽培している。
 多種の蓮や睡蓮、温室には南方の園芸種も揃え、ミニ劇場では全国の蓮園や、蓮の種類等を上映している。蓮の開花時期は開園を7時に早めているので、群落を堪能した後の休憩には最高である。
 烏丸半島の蓮の群落は、琵琶湖との風景のコントラストも美しく、壮観で魅惑的な光景である。
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居醒の清水 Isame-no-simizu Isame Spring

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 居醒の清水(いさめのしみず)は、滋賀県米原市醒井にある加茂神社から、湧き出る名水である。
 古くは「古事記」や「日本書紀」にも登場し、東征からの帰りに伊吹山の荒ぶる神を退治に出掛けた日本武尊(やまとたけるのみこと)が、熱病に倒れた時、体の毒を洗い流した霊水とも伝えられている。
 その時、武尊はこの泉を「居醒の清水」と名付けたと伝わる。
 水源は霊仙山水系で、湧き出る過程で岩や土の間を通り、味や成分が変わるという。
 神社境内脇の石垣の下から湧き出て、旧中山道のほとりを川となって流れるこの水は、近在の西行水、十王水とともに、醒井の人々にとって欠かせない生活の水であり、この宿場を訪れた旅人の疲れをとるオアシスの水でもある。
 居醒の清水は、古より連綿と続く癒しの名水である。
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2007/1/18


三島池 Mishimaike Mishima Pond

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 滋賀県米原市にある貯水池。周囲約780m、面積3万9000平方mあり、今から700年ほど前に、農業用水池として造られた楕円形の池。三島神社との関係が深く、昔から鳥獣や魚貝類が保護されてきた。
 日常の水位は50cm前後で、水質は清冷。多くの生物が生息し、水鳥や野鳥が飛来する。
 旱魃に見舞われた時に人柱を立てろというお告げを聞いた比夜叉御前が、自ら進んで池に身を投げ、以来水が枯れることは無いという言い伝えから別名、比夜叉池(ひやしゃいけ)とも呼ばれる。彼女は身を沈める直前に機織をしていたといわれ、今でも小雨降る夜は機織の音が聞こえるという。
 桜の名所でもあり、4月になれば、水面に影を落とす伊吹山と桜の美しい調和が見られる。
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都久夫須麻神社 Tukuhushima-jinjya Tsukubusuma Shrine

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 滋賀県長浜市、琵琶湖北部に浮かぶ周囲2kmの竹生島にある神社。竹生島神社(ちくぶじまじんじゃ)ともいう。
 雄略天皇三年(420)年に浅井姫命を祀る小祠が作られたのに始まる。「近江国風土記」に、夷服岳(伊吹山)の多多美比古命が、姪にあたる浅井岳(金糞岳)の浅井姫命と高さ比べをし、負けた多多美比古命が怒って浅井姫命の首を斬ったところ、湖に落ちた首が竹生島になったという記述がある。首が沈む時に「都布都布(つふつふ)」という音がしたので「都布失島」という名前になったとも、最初に生えたのが竹であったことから「竹生島」という名前になったともいう。
 「日本三大弁財天」の一つ。日本最古の弁財天とも言われる。
 常行殿拝殿は琵琶湖に面する景勝地にあり、眼下の断崖上に竜神拝所がある。ここから土器を海に投げると願いが竜神により成就されるという「かわらけ投げ」という風習が残る。
 本殿は国宝に指定されている。
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