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2007/10/17


香川 蹴鞠 Kagawa Kemari Kemari in Kagawa

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 香川の蹴鞠(けまり)は毎年五月五日、七月七日、年末に金刀比羅宮で公開される蹴鞠である。五月五日に行われる蹴鞠を「奉納蹴鞠」、七月七日に行われるのを「七夕鞠」、年末のものを「納め鞠」という。
 蹴鞠は一四〇〇年ぐらい前に中国から伝わった遊びで鞠庭(まりにわ)と呼ばれる神聖な場所で行われる。相手に受け取りやすく、打ち返しやすい球を返すのが大切で勝敗よりも見た目の美しさが重視される。
 蹴鞠が行われる鞠庭には神職や巫女が鞠水干(まりすいかん)や鞠ばかまと呼ばれる色とりどりの衣装で現れ、座の長老である宮司が梶(かじ)の枝から解き放つ「解鞠(ときまり)」という秘伝の儀式を行い、六人が輪になり、「アリヤー」「アリ」の独特の掛け声とともに蹴鞠が行われる。
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2007/10/15


鞘橋 Sayabashi The Sayabashi Bridge

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 鞘橋(さやばし)は、香川県仲多度郡琴平町を流れる金倉川(かなくらがわ)に架かる、屋根つきのアーチ型木造橋である。現在では、毎年一〇月の金刀比羅宮の御大祭の時のみ使用が許される。
 橋は元禄時代に作られとされている。当初は別の場所にかけられていたが、幾たびも洪水で流失、その都度再建が成されてきた。明治時代に入り現在の場所に移され、祭りのためだけに利用されるようになった。
 橋の長さは約二四メートル、高さ四・二メートル、屋根は銅葺唐破風(どうふきからはふう)で橋脚がなく、刀の鞘のように反りがあることから鞘橋と名づけられた。全国でも珍しく橋脚がないことから、別名・浮橋とも呼ばれている。
 平成一〇年に登録支化財に指定されていた。
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2007/6/19


浦河神社 Urakawa-jinja Urakawa Shrine

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 浦河神社(うらかわじんじゃ)は、北海道浦河郡浦河町にある神社である。祭神は、保食神、大物主命、市杵嶋姫命。
 寛文九(1669)年、松前藩の将が讃岐の金刀比羅宮から分霊を戴き、東蝦夷地鎮護神として現社務所付近に小祠を建立した。
 享和元(1801)年、同じ場所に海上安全や豊漁などを祈念し、山城国の稲荷大明神から分霊を戴き、小祠を建立した。
 文化四(1807)年、東蝦夷地駐屯の南部藩が安芸国厳島神社より分霊を戴き、小祠を建立した。
 天保一三(1842)年、石屋根の社殿を造営し、稲荷神社として3祠を1社に合祀した。
 昭和六(1931)年、浦河神社と改称する。
 浦河神社では、毎年1月2日には馬に乗って101段の石段を一気に駆け上がる伝統行事「騎馬参拝」が行われており、サラブレットの故郷・浦河の正月の風物詩として有名である。
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2007/5/25


函館高龍寺 Hakodate-Kouryuu-ji 

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 函館高龍寺(はこだてこうりゅうじ)は、北海道函館市船見町にある曹洞宗の寺である。本尊は、釈迦三尊。
 寛永一〇(1633)年、松前の法源寺の末寺として亀田地区に建立された。明治一二(1879)年、現在地に移転し、明治三三(1900)年、入母屋瓦葺きの屋根、総ケヤキ造りの本堂が建てられる。明治四四(1911)年、東北以北最大であり、総ケヤキ造りの見事な彫刻が施されている山門が建築された。
 境内は広く、門の傍には金毘羅の社があり、庭中は見事な泉水築山となっている。
 道文化財指定の、蠣崎波響(かきざきはきょう)の描いた釈迦涅槃図を所有していることでも有名である。
 函館高龍寺は、函館最古と云われている開基を誇る、歴史ある古刹である。
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函館八幡宮 Hakodate-Hachimanguu 

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 函館八幡宮(はこだてはちまんぐう)は、北海道函館市谷地頭町にある神社である。祭神は、品陀和気命、住吉大神、金刀比羅大神。
 文安二(1445)年、領主河野加賀守政道が築城した際、館の東南の隅に八幡社を建立し、創祀したのがはじまりと伝えられる。
 やがて河野氏が蝦夷に追われた後、霊告を受けて元町の河野館跡地に八幡宮を移した。
 文化元(1804)年、社地に幕府が函館奉行所を置く事になったため、会所町に遷座した。
 大正四(1913)年、現在の社殿が竣成した。聖帝造と八棟造を併せた聖帝八棟造りで、大正式八幡造の代表作と言われる実に優雅な建物である。
 毎年お盆の8月15日には勇壮な例大祭が行われ、大神輿を担いで134段の石段をかけのぼる。
 函館八幡宮は、壮麗で優美な、趣のある神社である。
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2007/4/25


安井金比羅宮 Yasui-konpiraguu 

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 「安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)」は、京都府京都市東山区にある寺。
 668年、天智天皇の御代として、藤原鎌足(ふじわらのかまたり)が一堂を創建したのが始まりと言われる。
 「安井の金比羅さん」の名で親しまれ、「悪い縁を切り・良縁を結ぶ」のご利益で知られている神社境内には、「縁切り・縁結び碑」と呼ばれる石があり、お札に願い事を書き入れ石に貼ると、願いが叶うといわれている。他に「海上安全」「交通安全」のご利益でも知られている。
 また「金比羅絵馬館」があり、日本独特の信仰絵画である絵馬を展示している。
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2007/4/11


千葉 富山 Chiba Tomi-san Tomi-san in Chiba

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 富山(とみさん)は千葉県南房総市に位置する山である。
 標高350メートル。二つの山頂を持つ双耳峰であり、房総丘陵の一部を形成している。
 ここは、美しい自然の残る山であり、新緑の季節は鮮やかな緑に覆われる。
 北峰の金比羅峰にある十一州一覧台の名称は、鋸山にある十州一覧台より上である、と言う事から名づけられた。
 この富山は滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」の舞台となった山で、物語の中で南総里見家の娘、伏姫が飼い犬の八房と共に篭もった籠窟がある。
 近隣には水仙街道や紅梅街道などの見所も多く、ハイキングなどにも適した山として人気を呼んでいる。
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2007/2/5


ホーランエンヤ Horan-enya Horan Enya

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 大分豊後高田の新年を祝う勇壮な「ホーランエンヤ」は、江戸中期に始まった伝統行事。
 当時は、長崎島原藩の領土であった事から、年貢米を島原や大阪の蔵屋敷に船で運んでいた。その年貢米を運ぶ回槽船の航海の安全と豊漁を祈願する行事として始まったと云われている。
 市の中心を流れる桂川が祭りの舞台。大漁旗や万国旗、五色の紙を付けた笹竹などで、華やかに飾り立てられた宝来船に、締め込み姿の若者と、囃子方、踊り子、関係者らが乗り込み、下流の金毘羅宮を出発。川をジグザグに漕ぎ上がり、上流の若宮八幡を目指す。途中、観客から祝儀が差し出されると、漕ぎ手の若者が厳寒の川に勢いよく飛び込み、受け取りに行く。そのお礼に宝来船からは拍手喝采が起こる。
 周辺にある「昭和の町」として甦った商店街の店頭には、その店のお宝、骨董など昔懐かしい品々が並ぶので、町並みを眺めながらの散策も楽しい。
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