滝の拝は、和歌山県を流れる古座川支流の小川（こがわ）にある小さな渓谷。
　岩でできた川底は、水流により侵食されて、大小さまざまな奇岩を形作っている。奇岩の間からは幾つもの滝が流れ落ちており、小さいながらも迫力のある水勢を誇っている。自然の作り上げた不思議な造形美は見ごたえ充分だ。
　春には藤の花、秋には彼岸花などが楚々と咲き、清流のせせらぎの音とともに訪れる人にやすらぎを与えてくれる。
　滝の下流では水遊びをする子どもたちや、鮎釣りを楽しむ釣り人たちの姿も見られる。