NIPPON Kichi - 日本吉

2006/12/17

泉山磁石場 Izumiyama-jisekiba Izumiyama Kaolin Deposit

Jp En


 えぐりとられたような奇形を残すこの山は、約400年前陶工初代「季参平」という人物が陶石を発見し採掘した跡である。昭和55年、国の史跡として指定される。
 有田の泉山で磁器の原料となる磁石が発見された後、有田で日本初の磁器が焼かれ世にお披露目することとなった。江戸時代を通して、陶石は皿山代官所によって厳しく管理される。
 しかし明治時代には、山を一つ削り取ってしまう。更に掘り下げた結果、まだ埋蔵量は確認できたものの、廃水の不備や熊本県の天草陶石の使用が多くなり、時代の流れとともに、採掘量は減少。近年まで、タイル用の土に利用されていたが、現在は休鉱中である。
 採掘跡の中央部分は広場になっている。崖の頂上は、岩肌の白さを引き立てるかのごとく青々とした松が生い茂る。

この記事をお気に入りに、追加します

住所
844-0011佐賀県西松浦郡有田町岩谷川内2-8-1
名前
有田町役場 商工観光課
電話
0955-43-2101




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter