能面 小飛出 Noumen Kotobide Noh Mask Ko-tobide
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小飛出(ことびで)は、能楽に用いられる能面の一つで、その系統が大別して五つに分けられるうちの鬼神系に分類される木製の能面だ。
その姿はカッと見開かれた目や口、すらっとした細面な顔立ちや髭など、ややコミカルな印象と同時に得体の知れない、どうにももどかしい印象をもたれるかと思う。
さもありなん。この小飛出はいわゆるお稲荷様に代表されるような狐を神格化したものや、森の中を飛び回る妖精を演じる際に用いられる能面である。
怖いというわけではないが、でもどこか警戒せずにはいられない存在。そういったものが面の作りや表面にうまく表現されている。
とても俊敏な動物などを演じる際も用いられることもあり、人を煙に巻く存在としてこれほど適した能面もないかもしれない。
古来から日本人は狐や妖精の類に化かされるなど振り回されてきたわけだが、檜舞台の上くらいなら、化かされるのを楽しむのも一興だろう。
その姿はカッと見開かれた目や口、すらっとした細面な顔立ちや髭など、ややコミカルな印象と同時に得体の知れない、どうにももどかしい印象をもたれるかと思う。
さもありなん。この小飛出はいわゆるお稲荷様に代表されるような狐を神格化したものや、森の中を飛び回る妖精を演じる際に用いられる能面である。
怖いというわけではないが、でもどこか警戒せずにはいられない存在。そういったものが面の作りや表面にうまく表現されている。
とても俊敏な動物などを演じる際も用いられることもあり、人を煙に巻く存在としてこれほど適した能面もないかもしれない。
古来から日本人は狐や妖精の類に化かされるなど振り回されてきたわけだが、檜舞台の上くらいなら、化かされるのを楽しむのも一興だろう。
- 名前
- 能面 小飛出