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2007/10/12


虫喰い岩 Mushikui-iwa Mushikuiiwa Rock

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 和歌山県古座川町にある奇岩「虫食い岩」。国の天然記念物に指定されている。
 太平洋に面する熊野灘に流れ出る全長約56キロの清流、古座川。その中流あたりには、自然の造形美とも言うべき渓谷美が形成されている。七川ダムから下流に向かってつづく奇岩の渓谷が古座川峡。
 一枚岩や少女峰など、奇岩の形に合わせてそれぞれ名前が付けられている。この奇岩群のひとつが「虫食い岩」。自然の風化によって岩に無数の穴が開き、蜂の巣のような形をしており、自然の作り上げた芸術として見ごたえ充分だ。
 古座川渓谷は、県下でも一、二を争う桜の名所でもあり、春には奇岩めぐりを兼ねてお花見を楽しむ人々でにぎわう。
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2007/7/31


さくらの滝 Sakura-no-taki The Sakura Waterfall

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 さくらの滝は、北海道斜里郡清里町にある、サクラマスの遡上で有名な滝である。
 さくらの滝は、清里市街から摩周湖方向へ14km程の場所にある。平成十四年に、清里町観光協会が行った一般公募により「さくらの滝」と名づけられたという。
 斜里川の上流にある滝で、見どころは何と言ってもサクラマスの遡上。毎年5月から8月にかけて上流の産卵場所に向かうサクラマスのジャンプが見られる。ネイチャーフォトファンには人気のスポットである。
 この付近でのサクラマスの産卵は8月後半から9月中旬。滝つぼの少し下流、水深50cm程の平瀬を観察すると、黒字に真っ赤な婚姻色の浮き出たサクラマス親魚の産卵行動を見ることができるかもしれない。
 さくらの滝では、自然保護のため釣りは禁止されている。さくらの滝は、大切に守り育てていきたい、命をはぐくむ神聖なる場所である。
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2007/7/10


三段の滝(恵庭市) Sandan-no-taki(Enisa-shi) Three-Storied Waterfall (Eniwa)

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 三段の滝は、北海道恵庭市にあるラルマナイ自然公園にある滝だ。同公園内にある3つの滝のうち、最下流に位置する。
 島松山付近からの沢にかかり、ラルマナイ川の絶壁から20mの落差を一気に落ちていく。この絶壁が3つの段になっており、滝の名前の由来ともなっている。
 20mの高さから3つの段をリズミカルに流れ落ちてくる飛瀑は、あまり大きくはないものの水量も豊富で迫力充分だ。
 周りがそもそも渓谷なため、流れ落ちる飛沫が発する3つの轟音はさらに増幅され、その迫力をよりいっそう盛り上げてくれる。
 滝近くの橋から見れば、滝の全景は見れるものの、やはりそのパノラマを堪能するならば、一番下の河川敷まで下りていくのが良い。
 下まで来ると、さすがに一段目が隠れてしまって見えなくなるが、段を超えて迫ってくるその瀑容は、爽快そのものだ。
 秋には周囲に群生するカエデなどの木々が美しく色付き、豪快さと優雅さを併せ持った荘厳な景色を堪能できる。
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2007/7/9


わたらせサマーフェスタ 足利花火大会 Watarase-sama-fesuta Ashikaga-hanabi-taikai 

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 利根川水系の渡良瀬川に架かる渡良瀬橋は、明治の末頃に木造橋から鉄橋に変わり、永らく人々の生活に役立ってきた。この橋から望む夕陽の美しさも有名である。
 足利花火大会(あしかがはなびたいかい)は、明治三六(1903)年に、この渡良瀬橋の完成を祝い花火が打ち上げられたのが始まりで、関東有数の規模を誇る伝統ある花火大会である。
 「わたらせサマーフェスタ」は、平成六(1994)年に足利花火大会の80回記念イベントとしてスタートした。
 ジャズなどのコンサートをはじめ、浴衣コンテストなど趣向を凝らした多彩なイベントが行われ、8月の第1土曜日にクライマックスの最終日を迎える。
 渡良瀬川の田中橋下流から大玉や仕掛け花火、スターマインなど約2万発の花火が2時間にわたり打ち上げられ夜空に様々な色が飛び交う。フィナーレは幅600mもある、2段掛けの豪華な大ナイヤガラが川を彩る。
 例年、約30万人以上の人出で賑わう事から「30万人の夕涼み」とも呼ばれている。
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2007/7/5


女神の滝 Megami-no-taki 

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 女神の滝(めがみのたき)は、北海道中川郡美深町にある名瀑。
 美深町から国道40号線~道道49号線に進み、美深松山峠手前から入る。雨霧の滝の駐車帯に女神の滝への案内標識があり、標識に沿って約200m進むと見えてくる小さな滝が「女神の滝」の下流。さらに進むと柱状節理岩という、鉛筆を横にして重ねたような
不思議な岩の上を流れる上流にたどり着く。
 この女神の滝は、上部にうねりのある段差が続いており、節理の岩の上を滝となって流れている。まるで石段のように規則正しく岩が並んでいる様は一風変わった景観である。
 うっそうとした山の中にひっそりと佇む滝の姿は神秘的。清流は透明度の高い綺麗な水で、飛沫を上げながらカーテンのように流れ落ちる様子は幽玄の美をかもし出している。
 この滝には女神が住んでいるという伝説があるのも頷けるような、冷たく清らかに澄んでいる滝である。
 
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カムイワッカの滝 Kamuiwakka-no-taki The Kamuiwakka Hot Waterfall

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 カムイワッカの滝は、その上流部にある「カムイワッカ湯の滝」という露天風呂で有名な滝である。北海道斜里郡斜里町にある。
 「カムイワッカ」の名は、「神の泉」という意味のアイヌ語に由来するという。
 知床は最後の秘境とも呼ばれているが、その中でも「カムイワッカの湯の滝」は、全国的に知られた秘湯である。知床半島の中央にある活火山の硫黄山から流れ出る温泉の川で、海岸までの連続した滝になっている。そのため、川を流れる湯が全て温泉で、沢登りをしながら湯浴みをすることができる。
 下流から20分ほど登ると、広めの滝つぼがある。ここが天然の露天風呂となっており、雄大な自然に囲まれての入浴を楽しめる。
 カムイワッカの滝は、山ふところに抱かれて温泉を楽しめる、天然の湯船である。
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2007/6/29


晨光の滝 Shinkou-no-taki 

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 晨光の滝(しんこうのたき)は、北海道名寄市智東にある落差5m、幅3mの滝である。
 昭和六三(1988)年に発見された新しい滝で、朝日の光のように美しい事から、当時の名寄市長により命名されたという。
 天塩川の支流でピヤシク山系から流れ出す吉野川の上流にあり、比翼の滝とは兄弟滝となる。
 比翼の滝より約1km上流にあり、滅多に人が訪れないのでワイルドさに溢れている。
 滝は、ウッドチップが敷かれた遊歩道が川の淵まで続いていて、徒歩で下まで降りる事が出来る。
 吉野川の川音だけが響く沢奥に滝壺が深いグリーン色に輝き、水量豊富な水流で、轟音と共に水しぶきが立ちこめる。
 下流の吉野川沿いには駐車場や遊歩道があり、野鳥や植物の観察も楽しむことが出来る。
 晨光の滝は、豪快で勇壮な瀑布である。
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2007/6/22


朝日不動の滝 Asahi-fudou-no-taki The Asahifudo-no-taki Waterfall

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 朝日不動滝(あさひふどうのたき)は、北海道岩見沢市朝日町を流れる朝日川にかかる滝だ。
 落差はおおよそ5mほどと、そう大きくない滝だが、美しく繊細な流れを見せてくれる。
 滝は2段に分かれており、一段目は3mほどの落差を落ちていく。想像を絶する時間を落ちているであろうその流れは、固い岩盤をも穿ち、深さ50cmほどの滝つぼを生み出している。2段目はそこから流れ出た水が、ほとんどない高低差をすべるように流れていく滑滝となっている。
 長い時をかけてその岩肌は滑らかに角が取れ、言葉どおり、すべるように清らかな水を下流へと運んでいく姿は、まるで水墨画を見ているような美しさがある。
 周辺はカツラの木が生い茂り、秋になれば周囲は鮮やかな黄色に包まれ、地面は落ち葉にぬれる。いくつかは、滝の流れに乗って、下流へと旅を続けていく。
 その旅が終わる頃、この滝も冬の静寂に包まれる。
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