NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/9


京人形 Kyo-ningyo Kyoto Doll-Making

Jp En

 日本は人形の宝庫と言われるが、それは古くから京都を中心として発達してきた。気品のある京人形の人気は根強く、品質の高い優れた人形が今でも数多く作られている。
 歴史は、平安時代の貴族社会で用いられていた雛(ひいな)というままごと遊びに始まる。
 江戸時代にはこの雛が3月3日の節句の日に飾る立派な雛人形へと変化していき、人形師も数多く出てきた。節句前になると、これらの人形師たちの店先には様々な人形が並べられ、活況を呈したという。江戸時代末期になると御所人形が生まれるが、これは当時の宮廷から諸大名への贈答用としても重宝されたのだとか。
 京人形は非常に細分化された工程を経て製作される。それぞれの工程に熟練した職人の手仕事により確かな品質の人形が作られ、この高度に専門化した製作システムが、京人形ならではの深みと品質をもたらすのだ。
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京陶人形 Kyo-tohningyo Kyoto Ceramic Dolls

Jp En

 日本は人形の宝庫といわれるが、とりわけ京都での人形作りの歴史は古い。京陶人形は、京都で作られている彩色した素焼き人形だ。素朴でやさしいイメージを持つ反面、極めて繊細で華美な雰囲気を併せ持つ魅力あふれる工芸品だ。
 仏師や能面師たちはかつて、上流階級に珍重された加茂人形や、御所人形などを作っていたが、江戸時代に型が発明され、大量生産が可能になると、庶民に人形が親しまれるようになった。京陶人形はそうした人形のひとつであり、安価で気取りのない愛玩用の人形として人気を博したという。明治末期に博多人形師との交流の中から新しい時代感覚と芸術的な創造力をプラスして生まれたのが今の京陶人形である。
 基本的に多品種・少量生産なので、作られる形は多種多様。雛人形や節句もの、歴史をたどる時代もの、干支ものや土鈴など様々。特に干支ものの土鈴は縁起物として高い人気を集めている。
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