NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/11


須ノ川海岸 Sunokawa-kaigan 

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 愛媛県南宇和郡内海村須ノ川にある須ノ川海岸(すのかわかいがん)は、足摺宇和海国立公園に属している。公園の美しい芝生と真っ青な海は日本の渚100選に選ばれている。
 海岸にはウバメガシ林が広がり、エメラルドグリーンの海底には美しい珊瑚礁が広がっている。また、沖合いには養殖真珠のイカダが無数に並んでおり、その様子を眺めるのも一興だ。 
 広く整備されており、二つの遊歩道や公園、キャンプ場が設置され、マリンスポーツのメッカとしても有名である。夏になると多くの人々が海水浴やキャンプに訪れ、海岸はいっきに賑やかになる。
 須ノ川のもう一つの特徴は、海岸一帯に広がる丸い大きな石。波で石がこすれあう音が印象的で、その風情を楽しむ人も多い。
 
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天嶬の鼻 Tengi-no-hana 

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 天嶬の鼻(てんぎのはな)は足摺宇和海国立公園に属する。
 愛媛県南宇和郡愛南町久良、西海半島の中央部から南に伸びている半島の突端にある岬である。
 岬の荒々しい断崖の下には奇岩怪岩が多く、また磯釣りの地としても有名である。海の底に広がるサンゴ礁が見せるエメラルドグリーンは美しく、一帯は南予十景の第一位に選ばれたほどの景勝地である。
 岬の先端には、白亜の灯台が海を行く船の安全を見守るべく立ち、展望台から見る太平洋の素晴らしさは言葉に表すことの出来ないほどである。
 近くには、幕末に活躍した高野長英の設計による天嶬鼻砲台跡(てんぎばなほうだいあと)を見ることが出来る。
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2007/8/21


識蘆の滝 Shikiro-no-taki The Shikiro Waterfall

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 識蘆の滝(しきろのたき)は、滋賀県東近江市永源寺高野町にある落差25mの滝である。
 永源寺境内裏手の渓谷にある上段20m下段5mの2段滝で、滝壷に落ちた水は伏流となる。
 室町時代後期、文武両道に優れた武将・小倉実澄が建てた「識蘆庵」が名の由来で、庵主は毎朝この滝の清浄水を汲んで仏前に献じたと言われており、滝の左側には小さな不動明王が祀られている。
 落差もあり、紅葉に映える飛瀑は壮観そのもの。水量豊富な段瀑であるが、なんといっても上段の斜瀑が魅力的である。
 2段の滝がねじれるように落ちているという珍しい形の滝で、エメラルドグリーンに澄み切った滝つぼの美しさと、碧い清流とのコントラストが美しい。
 識蘆の滝は、真夏の暑いさなかにも、一服の涼を楽しめる素晴らしい瀑布である。
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2007/8/7


五色岳 Goshiki-dake Mt. Goshikidake

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 五色岳(ごしきだけ)は、山形県と宮城県の両県南部の県境に位置する蔵王連峰の一角を担う山だ。
 標高は1674m。活火山である蔵王の山々の噴火によって出来た火口湖「御釜」の淵を形作っている山で、五色岳自体も火山の噴火によって生じた直径2kmほどのカルデラの一角を成す、後カルデラ火砕丘である。
 中央にある御釜を取り囲むように火口丘沿いに登山道もあり、ぐるりと一周することも出来るようになっている。
 火山の爆発によって盛り上がったカルデラの尾根沿いに続く道は、周りにさえぎるものもないため、コバルトブルーやエメラルドグリーン、ブラウンなど、様々に色を変える御釜を足元に見下ろしながら歩くことになる。秋には赤く色付く紅葉を背景に雄大な蔵王の山並み、そして巨大なカルデラを堪能できる。また、冬には大自然のいたずらである樹氷を間近に見ることも出来る。
 蔵王のもつ、大自然の神秘が凝縮された世界に身を浸すには、この山は格好の場所である。
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2007/7/10


羅臼ひかりごけ Rausu-hikari-goke 

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 北海道の羅臼町にあるマッカウス洞窟。ここに、国内では最大規模となるヒカリゴケの一大群落がある。それが、羅臼ひかりごけである。
 国内でも貴重な存在であり、北海道の天然記念物に指定されている。
 ヒカリゴケは、ヒカリゴケ科に属し、主にヨーロッパや北アメリカ、日本に分布している。日本においても一般に寒冷な地を好み、北海道や本州の山岳部の一部で見られるものだ。また、洞窟や岩の隙間などの暗い場所を好むため、マッカウス洞窟はその生育に最適な場所だったのである。
 洞窟に入れば、暗闇の中でまるで大量のエメラルドをばら撒いてしまったかのようなまばゆい光を放つヒカリゴケをすぐに見ることが出来る。
 とはいえ、コケ自体が発光しているのではなく、光を反射しているため、発光しているように見えるのである。そのため、見る角度によっては違った色の光になる。
 暗い洞窟に揺らめく黄緑色は、見るたびに加減を変える、まさに一期一会の輝きだ。
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オコタンペ湖 Otakonpe-ko Lake Okotanpe

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 オコタンペ湖は北海道千歳市西部に広がる、周囲5kmほどの小さな湖だ。
 恵庭岳の火山噴火により、ここから南の支笏湖へと注いでいくオコタンペ川を噴火物が堰き止める形で誕生した堰止湖である。
 湖面標高も574mと比較的高く、周囲はエゾマツやトドマツなどの原生林に覆われうっそうとした雰囲気をかもし出している。
 また、東雲湖、オンネトーと共に北海道三大秘湖に数えられる湖でもあり、季節や天候によって微妙に変化する湖面の色と相まって、その神秘性をいっそう高めている。
 湖とその周辺が支笏洞爺国立公園の特別保護地区内にあるため、湖畔に下りることはかなわないが、近くの展望台から見えるオコタンペ湖はまさに絶景である。
 雄大な恵庭岳の裾野に広がる広大な原生林に抱かれた、コバルトブルーやエメラルドグリーンに変化する湖面を眼下に見やれば、神秘の湖というのも納得の光景を楽しめる。
 季節によって色を変える湖面と原生林。ここにくれば、大自然の七変化を見ることが出来る。
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2007/7/9


姿見ノ池 Sugatami-no-ike 

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 姿見ノ池(すがたみのいけ)は、北海道上川郡東川町の旭岳山稜上にある面積0・5ヘクタールのエメラルドグリーンに染まる池である。池のほとりの丘に立つと旭岳を映す鏡となることが名前の由来となっている。無風の時には、その美しい雄姿がくっきりと水面に見てとれる。
 噴気をあげる旭岳が間近に迫り、標高差は700mほど。旭岳山頂部が噴火により崩壊し、火口のくぼ地の一部に水が溜まってできたと言われている。
 周辺は高低差がある砂地で、エゾツガザクラ、ミヤマリンドウ、キバナシャクナゲ、チングルマ、エゾコザクラ、メアカンキンバイなどの群落が広がる。
 姿見ノ池は、気軽に歩ける散策コースもあり、周辺では高山植物・秋には紅葉を楽しめる景勝地である。
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2007/6/25


オンネトー Onnetoo Lake Onneto

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 北海道の阿寒湖のすぐ近く、秀峰阿寒富士の麓にあるのがオンネトーだ。
 その名はアイヌ語でオンネ(年老いた)トー(沼・湖)の意味を持っている。
 阿寒国立公園内の深い森の中にたたずむ湖で、雌阿寒岳の噴火によって川が堰き止められて出来た堰止湖である。
 北海道にあるオコタンペ湖、東雲湖とともに「三大秘湖」の一つに数えられる湖であり、秘湖と呼ばれる要因の一つが、この湖の別名に表わされている。
 その別名が「五色沼」というもので、その名のとおり、日々の天候や時間、季節によって湖の色が刻々と変化するのである。
 ある時は鮮やかなエメラルドグリーン、ある時は深く澄んだコバルトブルーといったように、様々な色に変化する。見る位置によっても色は変わってくるので、周辺に設けられた散策路を好きな色を求めて巡ってみるのも良いだろう。
 湖面に映る阿寒岳を眺めながら、移ろい行く湖の色をゆっくりと楽しむ。なんとも贅沢な一日だ。
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