NIPPON Kichi - 日本吉

2006/12/15

川北良造(人間国宝) Kawakita Ryouzou(Ningen-kokuhou) Kawakita Ryozo (Living National Treasure)

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 日本を代表する木工芸作家。重要無形文化財「木工芸」保持者。(1994年認定)
 昭和9年9月1日石川県山中町生まれ。
父の川北浩一、木工芸作家氷見晃堂(ひみこうどう)に師事して、木工の挽物(ひきもの)技法を修業。昭和37年(1962)第9回日本伝統工芸展初入選、昭和41年、昭和43年日本伝統工芸展日本工芸会会長賞受賞、以後鑑査委員などを歴任。多数の賞を受賞。
 木材を轆轤(ろくろ)で回転させながら刃物で打つ椀・鉢・盆等の丸い器物を削り出す木工逸物技法に加え、欅を中心に桑・楓・黒柿、栃等素材の特色を生かし、伝統的な筋挽きや象嵌(ぞうがん)技法に独自の工夫を加え、その堅実な技法を駆使して、現代感覚に溢れる清新な優品を発表している。
 主な作品では、「欅造方盛器」「神代欅盛器」「黒柿造合子」「玉椿造盛器」などがあり、いずれも木が持つ素材の美しさを最大限に引き出された、見事な作品である。

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住所
石川県山中町




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