NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/2/18


キセル Kiseru Kiseru

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 キセルは、煙管とも書く喫煙道具で、カンボジア語で管を意味する「クセル」が、訛ったものとされている。
 刻みタバコを喫う為の道具であるが、最近は紙巻タバコを小さく切ったり、そのまま先に差して喫う者も多い。
 起源は、15世紀にヨーロッパから東アジアへ鉄砲が伝来した頃、ポルトガル人が使っていたパイプを真似て作られたとされているが、正確には分かっていない。
 噛みタバコ全盛の江戸時代は、キセルがなくてはタバコが吸えなかった。そのキセルは、長さや太さ、形、材質などに様々な違いがあり、愛煙家は懐と相談して、それぞれ好みのものを所持していた。
 しかし実際にキセルを持てたのは、武士や大店の番頭、主人、女郎などで、庶民には禁止されている時期が多かった。
 キセルは、江戸時代には一種のステータスシンボルであり、情緒ある小道具でもあった嗜好品である。
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2008/1/15


萩(ハギ) Hagi 

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 「萩(ハギ)」は、マメ科ハギ属の植物である。秋の七草には、萩のほか、桔梗、尾花、撫子、女郎花、葛、藤袴がある。萩は秋の七草の筆頭で、秋を象徴する花として知られ、万葉の昔から人々に親しまれてきた。
 通常萩といえば山萩を指し、国内のいたるところの山や野で、ごく普通に生息している。小さな愛らしい花が穂につき、秋風にゆらゆらと揺れる姿は何ともいえない繊細な美しさである。
 萩は落葉低木で、葉は三小葉からなり、夏から秋にかけて赤紫色の蝶の形に似た花をつける。昔から新芽は萩茶として、葉は家畜の餌に、枝は屋根材やほうきに、花は染料、干した根は薬用に利用するなど、萩すべての部位は、様々な用途に活用されてきた。
 また、秋のお彼岸に食べる和菓子「おはぎ」は、萩の花が咲く頃につくられることからこの名がついたといわれる。
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2007/6/14


吉田宿 Yoshida-juku Yoshida-juku

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 吉田宿(よしだじゅく)は、東海道五十三次の江戸から数えて三四番目の宿場であり、現在の愛知県豊橋市の界隈をさす。
 東隣のニ川宿とは、一里二〇町、西隣の御油宿とは二里二〇町離れている。
 吉田藩の所領であり、吉田城城下町と、湊町をあわせた宿場であったためか、たいへん華やかな宿場で、飯盛女と呼ばれる宿場女郎も多く「吉田通れば二階から招くしかも鹿の子の振り袖が」と唄われている。
 また、江戸時代に吉田神社の例祭であげられる花火は吉田の花火として有名であった。
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2007/3/23


浄蓮の滝 Jyouren-no-taki 

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 浄蓮(じょうれん)の滝は、静岡県伊豆市湯ヶ島の天城山にある滝。「日本の滝百選」のひとつに数えられている。
 高さは27メートル、幅は7メートルの直瀑。見ていると、水しぶきが飛んできて、かなりの迫力がある。その歴史は古く、天城山の寄生火山である鉢窪山(はちくぼやま)の噴火により流れ出した溶岩が滝を作ったそうだ。
 神秘的な雰囲気のこの滝の主は女郎蜘蛛だという伝説が残る。また、石川さゆりの「天城越え」や川端康成の「伊豆の踊り子」など、歌や小説の舞台にも度々登場する滝として有名だ。
 周囲には珍しい「ジョウレンシダ」の群生地があり、静岡県指定の天然記念物にも指定されている。
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