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2007/9/21


金剛三昧院 多宝塔(国宝) Kongou-sanmai-in Tahou-tou Tahoto Pagoda at Kongozanmaiin Temple (National Treasure)

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 金剛三昧院(こんごうさんまいいん)は、和歌山県伊都郡高野町高野山にある高野山真言宗別格本山である。本尊は愛染明王。仏塔古寺十八尊第十一番、西国愛染明王霊場第十七番札所とされる。
 承元五(1211)年、北条政子の発願により源頼朝の菩提を弔うために建てられた禅定院を、貞応二(1223)年に政子が禅定如実として入道したのを期に、金剛三昧院に改称した。
 多宝塔(たほうとう)は、その折に政子が覚智入道に命じて建立したものとされ、高さ14・9mの檜皮葺で初層が低く、二層目はよく引き締まり安定感に富んでいることが特徴とされる。
 日本で二番目に古い多宝塔で、日本三名塔の一つとされ、国宝に指定されている。
 金剛三昧院の多宝塔は、内部には重要文化財の五智如来像が安置されている、貴重な建築物である。
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2007/2/6


寿福寺 Jufuku-ji 

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 寿福寺は、神奈川県鎌倉市扇ガ谷にある、臨済宗・建長寺派の寺である。鎌倉五山の第三位で、本尊は宝冠釈迦如来。
 正治二(1200)年、前年亡くなった源頼朝を弔うため、妻・北条政子が臨済宗の祖、栄西を招いて開基した。
 この地は、奥州征伐に向かう源頼義が勝利を祈願したといわれる、源氏山を背にした源氏家父祖伝来の地である。また、源頼朝の父・義朝の居館があった所としても知られる。
 創建当時は七堂伽藍を擁し、14の塔頭を有する大寺院であったが、宝治三(1247)年、正嘉二(1258)年の2度にわたる火災で、一宇を残さぬまで焼失してしまった。これらの復興は、南北朝時代の頃なされた。
 寿福寺は、古代から続く、静謐さにあふれる寺である。
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2007/1/30


若宮大路 Wakamiya-ooji Wakamiya Road

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 若宮大路は、神奈川県鎌倉市小町にある、日本の道100選、及び神奈川の風景20選に選定されている参道である。
 若宮大路は、鎌倉市の由比ヶ浜から鶴岡八幡宮に通じる参道で、養和二(1182)年、源頼朝が妻・政子の安産祈願のため、京都の朱雀大路を参考に造ったものである。現在は神奈川県道21号横浜鎌倉線の一部となっている。
 途中3つの鳥居があり、由比ヶ浜側から一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居と言う。
 二の鳥居から三の鳥居までの間は、段葛(だんかずら)と呼ばれる、盛土によって道の中央を一段高くする技法が使われている。遠近法によって実際の距離より長く見えるよう、鶴岡八幡宮側に道幅を狭くしているのである。
 若宮大路は、鎌倉の中心地として今も使われ続ける、鎌倉の住民に愛される道である。
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