NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/5/11


摩尼寺 Mani-dera Manidera Temple

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 摩尼(まに)寺は、鳥取砂丘から南東の方角にある摩尼山の中腹にある天台宗の古刹。約1200年もの歴史を持ち、因幡第一の霊場として遠近に名高く、彼岸の頃には多くの参詣客で賑わう。
 平安時代の承和年間(834〜848)に慈覚大師円仁が開基したとされる。当時、比叡山や高野山のように多くの霊場が女人禁制だったのに対し、摩尼寺の参詣に女人の登山を許したことから、女人の篤い信仰を集めた。
 摩尼山のふもとから長く急な石段を登って境内へ、そして仁王門、本堂、如来堂、奥の院へと続く様は歴史を感じさせる堂々たる趣だ。
 仁王門は18世紀後半に建てられたもので、県内でも数少ない三間一戸形式の楼門。本堂手前の観音像からしたたる「摩尼の水」は健康長寿にご利益があると伝えられている。
 旧暦8月15日の「へちま加持」には、喘息平癒に全国から信者たちが集まる。
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千代川 Sendaigawa The Sendai River

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 千代川(せんだいがわ)は、鳥取県の東部に位置し、流域面積では県最大、長さは県内で2番目の河川だ。中国山地の沖ノ山を源泉とし、ここから北に向かって流れ、途中でいくつかの支流の水を集め、鳥取平野の中央を通り日本海に注ぐ。
 鳥取砂丘が10万年の歳月をかけて千代川と風で運ばれた砂の堆積でできたのは有名な話。鳥取県最大の池、湖山池も千代川の堆積作用と鳥取砂丘の発達により、海から分離されてできたもの。千代川は、鳥取県を代表する景勝地を造り上げた母なる川なのである。
 河川を代表する魚に鮎があり、毎年多くの釣り人で賑わう。また、千代川は、人工の構造物も少なく、カヌーツーリングには最適。カヌー愛好者にも人気だ。
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2007/5/9


鳥取 河原城 Kawaharajo Kawahara Castle in Tottori

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 鳥取県鳥取市の河原町、千代川の川沿いにある小高い丘に、三層の天守がそびえる。これが河原城であり、町のシンボルとなっている。
 河原町のこの地は、もともと天正八(1580)年に豊臣秀吉が鳥取攻めの際の城跡で、丸山城があった。とは言っても特に建物はなく、陣城のようなものであったそうだ。
 現在その城山の上に、模擬天守が建ち、河原城となっている。町をアピールするランドマークとして建築し、情報発信の拠点として平成六年にオープンしたものだ。
 城内では町の自然や伝統工芸、歴史、文化、伝説などの史料を展示している。最上階の展望台は標高115m、絶好のビュースポットとなっている。中国山地や千代川、鳥取平野、そしてはるか北方の鳥取砂丘など、眺めは最高だ。
 この山全体も河原公園として整備されており、約1000本の梅をはじめ、サツキ、紅葉、桜など、四季折々の色彩で楽しませてくれる。
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多鯰ヶ池 Tanegaike Tanegaike Pond

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 鳥取県の鳥取砂丘の南側にある周囲3.37キロ、最大深度17.3mの堰止池。堰止池とは、砂丘の砂や川の堆積作用などにより、谷や川が堰き止められてできた池のことである。
 蛇の化身の美女伝説「お種の伝説」が残る神秘的な池だ。昔、国府町に住んでいた裕福な長者のもとに雇い入れられた使用人「お種」が実は蛇の化身であり、毎夜蛇体になっては多鯰ヶ池にある柿の木から柿を取っては使用人仲間に振舞っていたというもの。ある日正体を知られてからはその夜限りで長者のもとを去り、鯰ヶ池の主になってしまったそうだ。
 鯰ヶ池では、6月には睡蓮の花が咲き乱れる。お種の生まれ変わりかと思わせるような白く可憐な花だ。また、この池はバス釣りスポットとしても有名で、釣り愛好者達で賑わいを見せる。
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2007/4/4


鳥取砂丘 Tottorisakyu 

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 南北2・4キロ、東西16キロ、最大高低差92mの日本最大の砂丘。山陰海岸国立公園の一部で、中心部は天然記念物に指定されている鳥取県のシンボルだ。
 約10万年前、鳥取平野を貫流する千代川と、風で運ばれた砂の堆積によりできた大砂丘。その雄大な景色は、自然の作り上げた造形美として見るものを圧倒させる。
 風によってできる砂の模様「風紋」や「砂簾(されん)」が美しい。風紋は、別名「砂のさざなみ」と呼ばれ、5〜6mの風が吹くと現れる。砂丘を代表する絶景だ。砂簾は、砂粒が砂丘の急斜面を滑り落ち、その形が遠くから見ると「すだれ」のようであることから名づけられた。また、鳥取砂丘独特の起伏のある地形、「スリバチ」と呼ばれる凹地も見られる。
 鳥取砂丘は、四季を通じて様々な姿を見せてくれる。夏は夜の日本海に浮かぶ「漁り火」が幻想的。冬には雪に覆われた雪景色が美しい。
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鳥取 湖山池 Tttori Koyamaike 

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 鳥取県の西部、湖山にある池。面積は6.8平方キロメートルで、池と名が付くものの中では、日本で一番大きいと言われている。
 昔は海だったが、千代川の堆積作用と鳥取砂丘の発達により、海から分離されてできたとされる。
 湖面には大小の島が浮かび、この中で最大の島、青島は岸から橋で結ばれている。
 周辺は湖山池公園として整備されており、この公園は桜の名所として知られている。また、桜さくらんぼやアザミ、野いちごなどのかわいらしい植物の観察もでき、見どころも豊富だ。島内を一周できる遊歩道が整備されているので、徒歩や自転車で自然観察を楽しむのもいい。また、キャンプ場としても人気が高く、夏にはアウトドアを楽しむ人々で賑わう。
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