NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/8/21


中畑町八幡社 おまんと祭 Nakabata-chou-hachiman-sha Omanto-matsuri Omanto Festival at Hachiman Shrine in Nakahata Town

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 西尾市の無形民俗文化財に指定されている「おまんと祭」。
 古くは成人男子を祝う成人式「元服の儀式」であったとされる祭で、現在は毎年一〇月第三日曜日に中畑(なかばた)八幡社で奉納される。
 神社境内に特設された一周一二〇mの円形の馬場。柵に囲まれたその馬場を、振り落とされまいと馬の首やたてがみにつかまって、交代で一緒に走る、法被に地下足袋姿の勇壮な若者達。
 荒々しく走る馬と共に、勢いよく駆け抜けていく青年達に、見物客達も思わず声を掛け、柵の外から縁起が良いとされる鞭を入れる。
 「おまんと祭」は別名「ずり馬」とも言われており、成人男子に相応しい迫力ある「ずり馬」が目の前で見られる伝統的な祭である。
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2007/4/3


行田足袋 Gyoda-tabi 

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 江戸時代の明和2(1765)年の「木曽東海両道中懐宝図鑑」という本に、「忍のさし足袋名産なり」とあり、行田の足袋が名産品だったと記されている。 「さし足袋」とは刺子にした足袋のこと。
 行田は木綿の産地でもあり、近くに中山道が通っていたことで、旅行や作業用の足袋づくりが盛んになったと考えられている。
 明治時代になるとミシンが使われるようになると、足袋の生産量は増大し、更にミシンの動力化も進み、名実ともに行田の足袋は日本一となった。
 現在では、足袋を履く機会も少なくなってきたが、結婚式や七五三、成人式などの儀式の時、正装に和服を着る人など、需要が尽きることはない。
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2007/2/28


江戸つまみ簪 Edo-tsumami-kanzashi Edo Tsumami Kanzashi

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 今日でいう簪は江戸時代の初めに、京都で作られていた花びら簪の一つの技法が、江戸に伝わり発達したのが起こりといわれている。
 薄地の布を正方形に小さく切り、これを摘まんで折りたたみ、組合わせることにより、花や鳥の文様を作る「つまみ細工」である。
 江戸時代中期になると、櫛、簪、楠玉などが作られていたようで、これらは彩りもきれいで、値段も手ごろであったため、江戸みやげとして喜ばれた。
 江戸時代後期から明治初期にかけて活躍した浮世絵師の描いた婦人図の中にも、つまみ簪と思われるものを見ることができる。
 今日でも女性の髪飾りとして、正月、成人式、七五三、舞踏用等晴れ着の衣装を一層引き立たせている。
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2007/1/31


着付け Kitsuke Kitsuke (the art of kimono dressing)

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 着付けとは和服を正しく着ること、または相手に正しく着せることである。
 和服とは日本独自の民族衣装であり、立体的な構造である洋服と異なり、平面で構造されるため、着崩れないための独自の着方が必要なことから生まれた。
 男性、女性、大人、子供、未婚、既婚など状況と人物により約束事が異なり、慶事や葬儀の時は注意が必要となる。
 着付けには流派が存在しており、帯の結び方、道具を使うなどの差があるが、基本的な着せ方は同じである。
 現在、和服を日常的に着ることは少ないため、正月の晴れ着、成人式の着物や浴衣を着る時は着付けの技術を持つ人が相手に着せることが多い。
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2007/1/18


胎毛筆 Taimou-hude Taimo Brushes

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 「胎毛筆」(たいもうふで)は「赤ちゃん筆」とも言われ、昔から一度も散髪していない毛先のある頭髪(産毛)を、一生に一度しか取れない事から、筆に加工し頭脳明晰、達筆、健やかな成長を祈願し「生涯のお守り」として、また「一生の宝物」として作られ、誕生記念にしていた。
 最近では、へその緒の代わりに成人式や結婚式の時に贈られるケースも増えていて、親から子への愛情が込められた、世界でたった一つの思い出の品として作られている。
 筆は、書道用品店や床屋が仲介したり、筆屋に直接頼んで作ってもらえる。
 製作に必要な毛量は5〜6センチの長さで、大人の小指くらいの太さがあれば立派な筆になり、クセ毛でも「火のし」という工程でクセを取るので大丈夫。
 グローバルな意味で考えると、茶色はもちろんの事、金色の筆というのも出来るんだなぁと思う。
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