NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/2/28


城下町 大聖寺 Joukamachi Daisho-ji Castle town,Daishoji

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 石川県加賀市の大聖寺(だいしょうじ)は、加賀百万石の支藩、大聖寺藩の城下町として栄えてきた歴史と伝統文化の息づく町だ。
 江戸時代からの街並みをそのままとどめ、しっとりと落ち着いた雰囲気を漂わせている。錦城山城址のふもとには禅宗、日蓮宗などの古刹が立ち並び、年間を通して史跡めぐりを楽しむ人々が絶えない。
 特に実性院(じっしょういん)は、5月に咲く藤の花の全国的な名所としても知られている。金箔をあしらった障子画も見事だ。また、大聖寺3代藩主の藩邸跡の一部に当たる江沼神社境内にある「長流亭」は、兼六園を模して作庭されたとされ、書院や茶室など、隅々にまで凝らされた意匠が興味深い。この庭園は、国の重要文化財に指定されているという。 
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2007/6/29


丹後藤布 Tangofujifu Tango Fujifu (Tango Wisteria Cloth)

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 5月の中頃、山々を美しく彩る藤の花。その藤のつるから取り出した繊維を紡いで織り上げるのが「藤布」だ。丹後地方においては、山間部を中心に1200年以上織り継がれてきた技術であり、京都府指定伝統工芸品にもなっている。
 藤布の歴史は古く、万葉集の中にも「大君の塩焼く海人の藤衣」と、藤布が着用されていたことが詠まれている。また、元弘2(1333)年、鎌倉幕府によって隠岐の島に流された後醍醐天皇が藤の苗木を隠岐に持参されたという逸話もあり、藤を愛した天皇が藤布を身にまとい、都を懐かしんだとも語られている。
 かつては全国各地で庶民の衣料として生産されていたが、今では衣料の他にのれんやタペストリー、帯など装いからインテリアまで多彩な商品が作られ、伝統を現代に活かす取り組みが行われている。
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2007/2/9


塔のへつり Tou-no-hetsuri 

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 大川羽鳥県立公園、大川ラインの一番の景勝地。百万年の歳月をかけて、浸食と風化を繰り返し見事な景観を創った(へつりとはこの地方の方言で危険な崖のこと。
 塔が並んでいるようにみえることから「塔のへつり」という名前になったといわれる。
 また、釣り人などがこのような場所の少ない足場を頼りに川沿いなどを進む事も「へつりをする」と呼ぶ。
 昭和18年に国の天然記念物に指定。藤の咲く頃の景観が美しいことから藤見公園という別名がある。
 展望台からの景色や、釣り橋を渡りながら見上げたり、といろいろな楽しみ方ができる。
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2007/1/29


三大神社の藤 Sandaijinjya-no-fuji Wisteria of Sandai Shrine

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 三大神社は、滋賀県草津市志那町にある神社で、名物の藤が有名である。祭神は志那津彦命、志那津姫命。
 藤は、毎年4月から5月にかけて穂が地面に擦るほど長くなる事から「砂擦りの藤」と呼ばれる。
 もともとこの藤は、摂政・関白であった藤原氏の隆盛を祈念して植樹されたものだが、織田信長の兵火により消失。その後、根元から芽生え、今日に至っている。
 また、この季節に開催される藤まつりでは、期間中に、地元や草津市観光物産協会などによる物産展が開かれている。
 近隣の志那神社(草津市志那町)と惣社神社(草津市志那町)にも境内に藤があることから、三大神社とあわせて志那三郷の藤とも呼ばれている。
 三大神社の藤は、しなやかで長大、まことに風流な光景である。
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2007/1/23


椋本の大椋 Mukumotono-Oomuku The Giant Aphananthe Tree of Mukumoto

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 椋本の大椋(おおむく)は、三重県安芸郡芸濃町にある、国指定天然記念物の木である。
 樹齢1500年以上、高さ18m余、周囲8mの椋の巨木である。兵庫県、三日月の椋に次いで全国で2番目の大きさを誇る。
 かつては北側に更に大きな幹が生育していたが、明治初期の暴風により折れてしまった。
 この倒壊により、幹の大きさは約半分になったとも伝えられる。その頃の幹周りは、なんと14mほどもあったらしい。
 嵯峨天皇(809〜822年)の頃、征夷大将軍坂上田村麻呂の家来、野添大膳父子が伊勢路を流浪し、この地に逃れた時、巨大な「椋」の木を見つけ、その下に草庵を作って住んだと伝えられる。
 悠久の時と樹の生命力が作り上げた主幹はただならぬ姿であり、強烈な印象と風格を感じさせる。
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