小山寺(富谷観音) 三重塔 Oyama-ji(Tomiya-kannon) Sanjuu-no-tou
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茨城県桜川市にある小山寺(おやまじ)は天平七(735)年の創建と伝えられており、通称・富谷観音(とみやかんのん)として親しまれている観音霊場である。
三重塔は、相輪の法珠銘によれば寛正六(1465)年、多賀谷朝経が大檀那となり、大工宗阿弥家吉とその息子によって建立された。
高さ21・4メートル。様式はほぼ和様からなり、細部に禅宗様の要素が取り込まれている。三重の塔で「とち葺」を用いている点も珍しく、この塔と栃木県日光市の四本龍寺(しほんりゅうじ)三重塔の二ヶ所が有名とされる。
装飾も細かく、正面の中央間は板唐戸、脇間は菱格子窓になっているなど、複雑ではあるが端正な印象である。
関東地方で数少ない中世の塔であり、明治三九(1906)年に国指定重要文化財に指定された。
三重塔は、相輪の法珠銘によれば寛正六(1465)年、多賀谷朝経が大檀那となり、大工宗阿弥家吉とその息子によって建立された。
高さ21・4メートル。様式はほぼ和様からなり、細部に禅宗様の要素が取り込まれている。三重の塔で「とち葺」を用いている点も珍しく、この塔と栃木県日光市の四本龍寺(しほんりゅうじ)三重塔の二ヶ所が有名とされる。
装飾も細かく、正面の中央間は板唐戸、脇間は菱格子窓になっているなど、複雑ではあるが端正な印象である。
関東地方で数少ない中世の塔であり、明治三九(1906)年に国指定重要文化財に指定された。
- 住所
- 309-1347 茨城県桜川市富谷2190
- 名前
- 小山寺
- 電話
- 0296-75-4440