NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/8/16


向泉寺 小松如来 Kousen-ji Komatsu-nyorai Kosenji Temple

Jp En

 向泉寺(こうせんじ)は、宮城県仙台市にある古い寺で、その創建は元応三(1321)年といわれている。
 平清盛の子である小松内大臣・重盛の子孫が、平家滅亡の際に山伏に身をやつして現在寺がある地に逃れ、一族の守り本尊である阿弥陀如来像を安置。平家一族の菩提を弔うために開基した小松寺が、その始まりだといわれている。
 その後、名前を現在の向泉寺に改め、今に至っている。
 本尊である阿弥陀如来像は重盛が中国の育王山欣山寺より贈られ、守り本尊としていたものとされており、向泉寺に祀られてからは、重盛公にちなんで小松如来と名付けられ、親しまれている。
 この他にも、寺には韋駄天神(いだてんじん)像や重盛公含め十二枚の位牌、快慶(かいけい)作の地蔵尊などがあり、往時を偲ばせている。
 一時は日本を席巻した平家の栄枯盛衰が、この寺には凝縮されているようだ。
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2007/2/27


安部文殊院 Abe-monju-in Abe Monjuin Temple

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 安部文殊院は奈良県桜井市に位置する華厳宗の寺院。山号は安倍山、正しくは安倍山崇敬寺文殊院。
 大化元(645)年に時の左大臣、安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が建立したのが始まりとされる。
 鎌倉時代に現在の地に移転し、大和十五大寺の一つとして隆盛を誇るが、永禄六(1563)年に戦火により焼失、寛文五(1665)年に再興された。
 本尊は木造騎獅文殊菩薩像、木彫極彩色で日本最大の文殊菩薩。鎌倉時代の仏師、快慶の作である。
 京都府天橋立知恩寺「切戸の文殊」、山形県奥州永井「亀岡の文殊」と並ぶ日本三大文殊の第一霊場として名高く、受験生の合格祈願が盛んである。
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