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信州上田、独鈷山(とっこざん)の麓にある、前山寺(ぜんさんじ)は、新義真言宗の寺で弘仁の時代(810~823)弘法大師によって創建されたと伝えられている。
その前山寺に「未完成の完成の塔」と呼ばれる国の重要文化財にも指定された三重塔がある。塔の建立時期については定かではないが、推定では室町時代とされ、その後修復が繰り返された。
なぜ未完成と言われるのか、その訳は塔の二層目と三層目にある。本来あるはずの手摺り付縁側がなく、それを支えるはずの木材が突き出している。また窓や扉は壁板になっている。このように、建築が明らかに途中のままであるのだ。その理由は定かではないが、この姿が一番美しかったためではないか、と伝えられている。
その姿は四季折々の美しい自然と共に楽しむことができる。
その前山寺に「未完成の完成の塔」と呼ばれる国の重要文化財にも指定された三重塔がある。塔の建立時期については定かではないが、推定では室町時代とされ、その後修復が繰り返された。
なぜ未完成と言われるのか、その訳は塔の二層目と三層目にある。本来あるはずの手摺り付縁側がなく、それを支えるはずの木材が突き出している。また窓や扉は壁板になっている。このように、建築が明らかに途中のままであるのだ。その理由は定かではないが、この姿が一番美しかったためではないか、と伝えられている。
その姿は四季折々の美しい自然と共に楽しむことができる。
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