NIPPON Kichi - 日本吉

2007/4/26

除夜の鐘 Joya-no-kane 

Jp


 除夜(じょや)とは年越しの夜のことで、一年の暦を除く夜、という意味を持つ。
 新年を迎えるにあたり、人の体である眼(げん)・耳(に)・鼻(に)・舌(ぜつ)・身(しん)・意(い)の六根に好(こう・きもちがよい)、悪(あく・きもちがわるい)、平(へい・どうでもよい)の三種、更に浄(じょう)、染(せん)の二種に前世・今世・来世の三世の三種を掛けた合計百八の人の煩悩(ぼんのう)を払い、新たな気持ちで新年を迎える為に鐘を打つ儀式だが、これ以外にも十二の月、季節をあらわす二十四節気、七十二候全てを足した数とする説や、四苦八苦を打ち払うなどの諸説がある。
 通常は108回打たれるが、この回数にこだわらない寺社もあり、東京の天龍寺は、訪れた全ての参拝者に鐘を打ってもらう。
 旧年への追憶と新年への祈願をこめ鐘の音は穏やかに響き渡り、年の瀬をゆっくりと知らせる。

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