NIPPON Kichi - 日本吉

記事数9件: 1~8 件表示     >>     >|  

2008/10/1


佐多岬 Sata-misaki 

Jp

 佐多岬(さたみさき)は、九州本島最南端の岬。霧島屋久国立公園に含まれる。
 南端の断崖から50mほど沖にある大輪島には、日本最古の灯台のひとつである佐多岬灯台がある。この灯台は、明治四(1871)年にイギリス人の手により設計。太平洋戦争で焼失したが、昭和二五(1950)年に再建された。この灯台からの眺めは素晴らしく、西には開門岳、眼前には太平洋が大きく広がる。天気の良い日には種子島、屋久島なども望める。
 佐多岬には亜熱帯植物が生い茂り、特にソテツの群生が見事だ。「鹿児島県のソテツ自生地」として国の天然記念物にも指定されている。ほかにハマユウ、ビロウなどの白く可憐な花を見ることができる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/2/12


鶴見古墳 Tsurumi-kofun Tsurumi Ruins

Jp En

 国指定史跡「川部・高森古墳群」(宇佐風土記の丘の古墳群)は、6基の前方後円墳を中心として、周辺に約120基で構成される。それぞれの前方後円墳は地形的には独立した場所に営まれ、その方向もバラバラである。前方後円墳以外の墳墓は耕作などによって墳丘を失い、現状では墓と認識できないものが多いが、前方後円墳を中心に、このように多数の周溝墓が集中する遺跡は大分県内ではここだけ。九州内においても特徴的な遺跡で、規模も宮崎県の西都原古墳群(約320基)に次ぐ。
 「鶴見古墳」は、赤塚古墳に始まる川部・高森古墳群の中で、最後に造られた前方後円墳で、6世紀の中頃に築造された。この古墳は、赤塚古墳の被葬者から代々にわたって宇佐地方を治めた首長の系列を伝える最後の古墳。また、古墳時代後期の葬送の典型的な一例として重要な位置を占めている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/2/8


関崎 Seki-zaki 

Jp

 四国の佐田岬と約14キロしか離れていない、四国といちばん近い九州の岬、関崎。大分県大分市に所在する。
 鳴門海峡、関門海峡とならび称される流れの速い海峡、豊予海峡の流れで育った関アジ、関サバは身が引き締まり特別美味しいと言われ、全国的にも有名なブランド魚だ。関崎にはこの捕れたての関アジ、関サバを供してくれる魚料理店がある。
 そのほか、関崎では白い灯台や豊後水道に浮かぶ島々、対岸の四国佐田岬や山並みが一望できる。この地の展望を楽しむなら、展望・天文台施設「関崎海星館」がおすすめだ。口径60センチの天体望遠鏡を備えており、昼間は太陽の紅炎であるプロミネンスを見ることができるほか、「せとうち風景30選」に選ばれた美しい海の景色を堪能できる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/2/6


彦太郎池と久住連山 Hikotaro-ike-to-Kuju-renzan 

Jp

 大分の宝と言われる「彦太郎池」は、天気が良く波が立っていない時には、湖面に「久住山」がきれいに映し出されて、合わせ鏡の様に水面に映り込む。また森林コースと高原コースの二つのトレッキングが出来、自然の散歩道をゆったりと楽しめる。
 九州の屋根と言われる「くじゅう連山」。「九重」と「久住」という字で、ごっちゃになりやすいが、「久住山」を主峰とした山々全体を「九重連山」と言う。阿蘇よりの玖珠に、九重(ここのえ)という地名があるので、1986年に名称が変更された時、阿蘇くじゅう国立公園の「くじゅう」はひらがなにされたという。
 山開きの行われる6月の上旬頃、高山植物として知られる「ミヤマキリシマ」が、絨毯を敷き詰めたように山一面をピンク色に染める。花期は5月下旬〜6月中旬と短命だけに、この時期は多くの登山者で賑わう。秋は紅葉が美しい。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/1/29


常忠寺 Jouchu-ji Jochu-ji Temple

Jp En

 戦国時代に豊後、豊前、筑後、筑前、肥後、肥前の九州六ヶ国を支配した豊後のキリシタン大名、大友宗麟の先祖、大友家初代能直の墓所。
 落雷に打たれて半身不随になっても輿に乗り指揮を取り、宗麟の家中第一の武将とされた鎧岳(よろいだけ)城主、戸次鑑連 ( べっきあきつら)の菩提寺。
 一時廃絶していたが宝永年間(1704〜1710)に本田善輝が再興、その後火災で炎上したが文化三(1806)年善輝の曽孫により修復し、存続される。
 40種もの花菖蒲が植えられ、毎年5月には「常忠寺しょうぶ祭り」が行なわれる。夏の夜には蛍の観賞も出来る。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/1/26


釈迦岳霧氷 Syakadake-muhyou Shakadake Hoarfrost

Jp En

 釈迦岳は、大分県日田市にある山である。1〜2月に見られる霧氷は大変綺麗で、釈迦岳における冬の名物となっている。
 釈迦岳は、津江山系の主峰である。標高約1230mの展望台は日田地方で最も高いため、建設省のレーダードームが置かれ、付近には気象庁・防衛庁・大分県の3つの無線中継塔が、そびえ立っている。
 霧氷の時期、杣(そま)の里渓流公園から、真っ白の峰が紺碧の空を切り裂くように輝いているさまは、何とも言えない美しい光景である。
 晴れた日には、研ぎ澄まされた青空が広がり、木々には霧氷の花が咲き乱れるという最高の贅沢が楽しめる。
 釈迦岳の霧氷は、自然の万華鏡であり、見るものを別世界へと誘ってくれる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




九酔渓 Kyuusui-kei Kyusui Ravine

Jp En

 九酔渓は大分県玖珠郡九重町にある景勝地である。
 玖珠川と鳴子川の合流地点にあり、飯田高原の落差を利用して流れ落ちる。高低差は約200mに上るV字谷で、斜面一面をモミ、ツガ、カエデなどの落葉樹が覆い尽くす。
 九州地方有数の紅葉の名所としても知られるほか、滝が多いことでも有名である。中でも震動の滝は日本の滝100選にも選定された名瀑である。
 広義ではこの一帯を鳴子渓谷と呼び、その中の一つとして扱われることもある。飯田高原も含め、一帯は阿蘇くじゅう国立公園に含まれるため観光客が多いが、通称「十三曲がり」と呼ばれるほど曲折した道路が多いため、シーズンでの渋滞は避けられない。
 九酔渓には、他にも天狗滝や断崖絶壁があり、まさに絶景の地であるといえる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/1/25


小鹿田焼 Onta-yaki Onta-Yaki Ceramic Ware

Jp En

 小鹿田焼(おんたやき)は、大分県日田市の山あい、小鹿田地区にて焼かれる陶器である。
 小鹿田焼は江戸時代中期に、筑前の国・小石原焼きから陶工・柳瀬三右衛門を招き、大鶴村の黒木十兵衛によって開窯された李朝系登り窯である。
 小鹿田焼は開窯から300年、代表的な技法として、飛びかんな・刷毛目・櫛描き・打ち掛け・流しなどがあり、色調も青磁、黒、白飴、黄など多彩である。
 1954年、及び64年、世界的に著名な英国のバーナード・リーチが日田に滞在し、作陶したのは有名である。
 今も集落の谷川でのんびりと陶土をつき続ける唐臼のように、永い歴史と伝統を守りながら、小鹿田焼10軒の窯元がじっくりと手仕事に取り組んでいる。
 1995年、国の重要無形文化財保持団体の指定を受ける。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数9件: 1~8 件表示     >>     >|  
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter