NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/8/15


闘鶏 Toukei 

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 闘鶏(とうけい)とは、鶏と鶏が戦う競技である。
 唐の玄宗が乙酉(きのととり)生まれだったため、祖先供養の行事である清明の節に、好んで催した故事が由来とされる。
 奈良時代に唐から伝わり、日本では古来は占いに使われた。平安時代の頃より鶏合(とりあわせ)と呼ばれ宮中や貴族において、三月三日の節句行事として行われるようになった。
 平家物語によれば、源平合戦の時、熊野水軍の統率者であった熊野別当の湛増(たんぞう)は社地の鶏を紅白に分けて闘わせ、白の鶏が勝ったので源氏に味方する事を決め、熊野水軍を率いて壇ノ浦へ出陣したという。
 平安後期には庶民の間にも広く親しまるようになり、江戸時代のはじめには軍鶏が輸入され、更に盛んになっていったが、庶民の間で賭の対象とされる事が多くなり、幕府は何度も禁止令を発した。
 闘鶏は、明治時代になって法的に禁止された後も生き残った、伝統の競技・行事である。
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2008/4/11


剣道 Kendou 

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 剣道(けんどう)とは剣術の竹刀稽古を競技化した武道である。
 平安時代(794~1185)の中頃に日本刀が出現し、室町幕府以降には、剣術の高度化が進み洗練された刀法が確立されていったとされる。
 江戸幕府以後、剣術は人を殺傷技術から武士としての技芸や精神鍛錬の目的が強くなり、竹刀稽古が盛んになった。大正八(1919)年、剣術から「剣道」と改名され、庶民にも広まっていった。
 選手の服装は剣道着と袴(はかま)を基本とし、防具として垂れ・胴・面・小手の剣道具を着用する。試合場では一辺9~11メートルの正方形ないし長方形の中で二人が向き合い、竹刀で防具の決められた箇所を打ち、技とする。
 一切の無駄を省いた姿・形の美は、現在にいたるまで老若男女を問わず人気の武道であり、昭和四五(1970)年に、国際剣道連盟が結成された事で、世界各地でも浸透しつつある。
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弓道 Kyuudou 

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 弓道とは、剣道・柔道と並ぶ日本で最も広く行われている武術の一つである。
 長さ221センチメートルの長い和弓(わきゅう)を用い、矢を放ち的にあてる。この間、射法八節(しゃほうはっせつ)という規定動作が行われる。足踏み(あしぶみ)・胴造り(どうづくり)・弓構え(ゆがまえ)・打起し(うちおこし)・ 引分け・会(かい)・離れ・残心(ざんしん)の順に所作を行う。この動作は、心身の鍛錬と礼儀作法を基調としている。
 上着は白木綿で襦袢(じゅばん)形の筒袖、黒や紺色の袴(はかま)を着用する。男性は馬乗袴、女性は馬乗袴または、長いスカートのような行灯袴(あんどんばかま)である。弓掛(ゆがけ)という鹿の革の手袋を右手に着け、弓を引く。
 競技方法は「あたり」と「はずれ」のみで判定する得点制と、審査員が採点する採点制がある。
 現在は武芸からスポーツへ移行してきてはいるが、古来から続く流派も存在している伝統文化である。
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2007/2/12


双葉の里 Futaba-no-sato Futaba's Hometown

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 不世出の横綱とは双葉山だけに許された称号である。双葉山は1939年に、前人未到の69連勝を成し遂げた。全勝優勝8回、通算優勝12回という成績を残した名横綱・双葉山定次(ふたばやまさだじ)。
 昭和の大横綱として語り継がれる横綱・双葉山の生誕の地である宇佐市には、数々の偉業を讃える「大横綱双葉山像」が建てられている。双葉の里は、この郷土出身の英雄の功績を後世に伝えるため、生家が復元され、幼い頃よく遊んだという浜辺には記念碑や相撲場が整備され、館内には、化粧まわしなどが展示され、資料の展示室となっている。また、休憩所では連勝当時の対戦映像が放映されている。オープン以来、連日多くの双葉山・相撲ファンで賑わっている。
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2006/12/15


独楽遊び Koma-asobi Top spinning

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 種類と仕掛けの多さでは、日本の独楽は他国の追随を許さない、伝承された多くの遊び方が残っている。
 回し方だけ見ても、軸を親指と人差し指でつかんで軸をひねってまわす方法や、両手をすり合わせて軸をもむようにしてまわすもの、ヒモを巻きつけてほどくことで生じる力を利用して回転させて遊ぶものや、糸をひねって独楽を吊り上げ、床に落として回転させるものなどがある。
 遊び方は、独楽の種類によって豊富だ。独楽同士をぶつけあって勝負を競う遊びや、回転する時間を競う遊び、さらに技を競う遊びもある。一方、仲間がいなくても、回転した際の形や模様の変化を楽しむもの、仕掛けによって鳴る音を楽しめるものもある。また、日本では扇や傘の上で回したり、綱渡りさせたりする演芸も広く知られている。
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凧あげ Takoage Kite Flying

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 日本で凧あげが正月の遊びとなったのは、江戸時代後期。歌舞伎役者や戦国の武将の絵、干支などを描いた和凧が、まじないや縁起物の要素を兼ね備えた、新年の遊びとして浸透した。
 凧あげは風の力で空に凧を浮かばせる遊びで、糸の長さや張り具合、風の向きなどを考慮して、巧みに凧を操るのが醍醐味だ。
 誰の凧が高く上がるかを競う遊びのほか、相手の凧に激突させ、凧を落としたり、糸を切ったりして自分の凧だけが空中に残るようにする「凧合戦」「ケンカ凧」と呼ばれる遊びも残っている。また、凧の形や絵柄を競う凧あげ大会も各地で開かれている。
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かるた遊び Karuta-asobi Karuta Game

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 日本のかるたのルーツは、平安時代に貴族の女性の間で行われていた「貝合(かいあわせ)」だ。その後、江戸時代に登場したのが、長方形の札に詩歌を描いた「歌かるた」で、これが小倉百人一首を札にした遊びに発展したとされている。
 読み手が上の句を読み上げ、対になる下の句を取るかるた遊びは、小倉百人一首を用いて一対一で戦う「競技かるた」が有名だが、三人一組で参加するルールを定めたものもある。かるたは、いろは48文字の各文字ではじまることわざが札になった「いろはかるた」や、幼児用の「絵あわせかるた」のように遊びを兼ねた学習用にも使われている。
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