NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/5/15


四股 Shiko 

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 四股(しこ)とは、相撲における基本運動のひとつで、主に下半身を鍛えるために行われる動作である。
 相撲は古来、神事であったためまず大地を踏みしめる四股を行って邪気を払い、正気を招き寄せるという信仰行事の一種だったとされる。
 古くは、強く恐ろしいことや頑丈なことを意味した「醜」の字が当てられていたことからも信仰に由来したことを偲ばせる。
 その動作は、両足を開いて膝に手をそえて腰を落とし、そこから左右に体重をかけながら反対側の足を高く上げて中空で一端静止した後、ゆっくりと力強く踏みおろす。足を上げる時以外は腰を上下させないようにし、これを繰り返し行い、鍛錬とする。
 柔軟性と筋力、さらにバランスも要求されるため、足腰を鍛えるという点においては非常に理にかなった鍛錬方法でもある。
 現在では健康維持のためのストレッチにも取り入れられるなど、相撲や鍛錬以外の面でも注目されている。
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2007/9/18


士踊り Samurai-odori 

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 士踊り(さむらいおどり)は、鹿児島県南さつま市加世田の竹田神社にて毎年七月二三日に奉納されている神事である。県の無形民俗文化財に指定されている。
 竹田神社は、室町時代の文明一七(1485)年に保泉寺として創建された寺が、明治六(1873)年、神社として再建されたもので、祭神は島津忠良。
 踊りは、戦国時代の薩摩領主・島津忠良が、三州を平定した長男貴久を慰安するために始まったといわれている。
 はじめに奉納される二才踊りは陣羽織、帯刀姿の大人たちが歌いながら静かに歩を進め、勝ちどきを上げたり、四股を踏むしぐさで舞い、続く稚児踊りは、鎧武者に率いられた百衣陣羽織姿の少年たちが円陣を組み、ゆっくり回りながら締め太鼓などを奉納する。
 士踊りは、武士の士気を鼓舞する勇壮な郷土芸能である。
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