NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/5/9


吉城園 Yoshikien 

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 吉城園(よしきえん)は、奈良県奈良市登大路町にある日本庭園である。
 奈良公園の入り口付近にある、興福寺の子院の摩尼珠院(まにしゅいん)の跡地に造られた杉苔が美しい庭園で、名勝・依水園(いすいえん)に隣接しており、奈良の名園の一つに数えられている。
 摩尼珠院跡地は明治になって民間の所有となり、大正八(1919)年に現在の建物と庭園が作られた後、奈良県の所有となり、平成元(1989)年に開園した。
 園内は池の庭、杉苔の庭、茶花の庭からなり、杉苔の庭には離れ茶室がある。
 春日山、若草山を借景に取り入れ、春は新緑、秋は紅葉が美しく、古都の四季に彩りを添えている。
 吉城園は、万葉集にも詠まれた宜寸川(よしきがわ)に隣接する、庭園鑑賞や茶会などを楽しめる美しい景勝地である。
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2007/12/10


錦ヶ浦 Nishiki-ga-ura 

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 錦ヶ浦(にしきがうら)は、静岡県熱海市熱海~上多賀にある相模湾沿いの地域である。
 国道135号線沿いに広がる海岸線であり、素晴らしい眺望を誇っている。
 朝日の光がこの浦の青い海や奇岩・洞窟に注ぐと、眩しい5色の光となって輝く。美しい京の錦織の名をかりて「錦ヶ浦」と呼ぶようになったと言われる。
 熱海の南西に位置する絶壁の名勝で、魚見崎から南へ約2kmにわたり入り組んだ断崖が続いており、錦ヶ浦遊歩道として整備されている。
 近隣にある日本庭園「天翔」では、世界最大の盆栽や鳳凰の松、鉢ごと回転する惑星の名のついた松の盆栽などがあり、広大な地に10の庭園、150種類2千本のバラが咲き、オールドローズガーデンやハーブガーデンなどが楽しめる。
 錦ヶ浦は、扇崎展望台からの眺めも美しい景勝地である。
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2007/11/5


中津万象園 Nakazu-banshouen Nakatsu Bansho-en Garden

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 中津万象園(なかつばんしょうえん)は香川県丸亀市を流れる金倉川河口の海浜にある美しい日本庭園である。
 貞享五(1688)年に丸亀藩二代藩主である京極高豊(きょうごくたかとよ)が築いた「中津別館」と呼ばれた大名庭園であり、別荘として利用されていた。
 庭内には一五〇〇本に及ぶ松が植えられ、池を中心に、京極家の故郷である琵琶湖の近江八景が見事に再現されている。
 構成の内容は森羅万象をテーマに、池を中心として帆、雁、雪、雨、鐘、晴嵐、月、夕映と名づけられた八つの島が配置されており、それぞれの場所を楽しむことができる回遊式庭園となっている。池の側には、中二階の茶室と母屋が設けられており、母屋の南側には樹齢六〇〇年の大傘松がある。
 また、庭園の中には、丸亀美術館があり、バルビゾン派の絵画や日本画を展示する絵画館、一三世紀頃の陶器を中心とした陶芸館、人形、櫛、かんざしなど三〇〇〇点余りを収蔵するひいな館を見学できる。
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2007/10/4


輪王寺庭園 Rinnouji-teien Rinnoji Zen Garden

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 輪王寺庭園(りんのうじていえん)は、宮城県仙台市青葉区北山の輪王寺内にある池泉回遊式の日本庭園である。東北有数の名園であると言われている。
 金剛宝山輪王寺は、嘉吉元(1441)年、九代伊達家の夫人・蘭庭明玉禅尼の所願により、一一代天海持宗が福島県梁川に創建した曹洞宗の寺で、慶長七(1602)年に仙台へ移動した。
 庭園は、明治期に衰微していた輪王寺を中興した、福定無外和尚(1881~1943)によって基礎が造営された。
 赤松と杉の木立を背景にした池泉回遊式で、枝垂桜が三重塔に映える四月中旬から菖蒲田に花の咲きそろう五月中旬ごろが、特に風情がある。
 輪王寺庭園は、四季折々に異なった美しい自然を持つ、深い安らぎを与えてくれる名勝である。
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2007/7/30


揚亀園 Youki-en 

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 揚亀園(ようきえん)は、津軽地方で流行した大石武学流(おおいしぶがくりゅう)と呼ばれる近代庭園の一つである。
 揚亀園は弘前の実業家中村三次郎の依頼で大石武学流の四代目宗家・小幡亭樹が作庭を行い、五代目宗家・池田亭月がその後の手を加えたとされている。
 複雑な形の池を中心にして敷地の東側には、茶室の揚亀庵(ようきあん)を配置。庵の脇には手水(ちょうず)鉢を置いた、離れ蹲踞(つくばい)が設けられている。
 津軽富士と称される美しい岩木山姿と、弘前公園の見事な老松を背景に、贅沢とも言える、落ち着いたくつろぎのある空間が広がっている。
 現在、揚亀園は津軽地方の文化を紹介する施設、津軽藩ねぷた村の中で、その素晴らしい景観を見ることができる。
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オホーツク庭園 ohotsuku-teien Okhotsk Garden

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 北海道紋別市街の中心部に、オホーツク海が一望出来る流氷展望台があり、これを目印とする紋別公園(もんべつこうえん)がある。「オホーツク庭園」はその紋別公園の一部にあり、多くの木々に囲まれ日本の情緒溢れた美しい庭園が整備されている。
 庭園では、木々の静かなざわめきが時間の経過を忘れさせてくれ、人工ではあるが岩肌を流れ落ちていく3つの滝は涼を誘う。日本庭園の趣きを持つこの庭園は紋別八景の一つに数えられ、自然な景観を楽しませてくれる。
 春、桜の季節にはお花見、真夏の暑い季節には夕涼み、そして紅葉の季節には紅葉狩りと四季折々の情景が楽め、多くの人々が訪れている。
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2007/7/27


仙台 輪王寺 Sendai Rinnoou-ji Rinnoji Temple in Sendai

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 宮城県仙台市内にある輪王寺(りんのうじ)は、同寺敷地内にある美しい日本式庭園が有名な寺である。
 その創建は、伊達家九代当主である大膳大夫、政宗の夫人・蘭庭明玉禅尼の所願を請け、孫にあたる十一台当主持宗が菩提寺として、福島県染川に建立したことによる。
 その後、伊達氏の居城は米沢や会津、岩出山と移っていったが、輪王寺もこれに従って移動をし、現在の仙台市に移ったのは慶長七(1602)年、仙台藩藩祖の伊達政宗公のころである。
 明治九(1876)年に野火の類焼により、国の重要文化財にもなっている仁王門を残し焼失してしまうも、後に再建される。
 その門をくぐって奥へ進むと、輪王寺禅園の名を持つ、池を中心とした回遊式の日本庭園が見えてくる。
 季節になれば、ほとりにアヤメが咲き誇る池にかかる橋を渡り、美しく手入れされた静かな庭を散策すれば、ここが仙台市随一の名園と謳われるのも納得の安らぎを堪能できるだろう。
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2007/2/12


奥殿陣屋 Okudono-jinya 

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 愛知県岡崎市にある、歴史的建造物。
 その歴史は、松平真次が2代将軍秀忠の家来として大阪夏の陣で功績をあげ、大番頭となったのち、三河の地で、子孫である4代乗真が奥殿藩の拠点に陣屋を作ったのが創建である。場内には書院、金鳳亭、蓬莱の庭など、たくさんの歴史建造物が見られる。
 持統天皇が命名されたと伝えられる村積山の麓、徳川氏の発祥地松平郷に程近く、1万6千石の親藩として奥殿藩の歴史と文化を今に残している。
 現在は自然公園になっており、花園苑には春の山桜をはじめ、ユキヤナギ、スイセンからバラ・花菖蒲・あじさい・ユリ・はぎ・もみじ・つばきなど四季折々に美しく咲きほこる花の姿を見ることができる。
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