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そろばんは、計算補助器具の一種であり、その最古のものはギリシアのサラミス島で発見された、紀元前三〇〇年頃のものといわれるほど、古くから存在している。
算盤や十露盤とも書き、算盤の中国読みである「スワンパン」が変化して「そろばん」と呼ぶようになったといわれており、日本には室町時代に、宋の商人によって伝えられたとされる。
木製の珠と枠、梁、芯を組み合わせて作られており、それぞれの芯は梁に通し、四辺を枠によって固定、芯には珠が、梁を境に上側に一つ下側に四つ通されている。
この珠を上が五で下を一つが一、珠が通された芯一つを一桁と捉え、珠を移動させることによって計算を行う。例えば、五+三であれば、まず上の珠を下にずらして五を盤上に表し、次に足す三は下の珠三つを上へずらす。これで、盤上には上の五と下の三の合わせて八が表されることになる。
現代では電卓やコンピュータの普及で、そろばんの出番は少なくなりつつあるが、教育用具としてのそろばんの価値は再認識されてきている。
算盤や十露盤とも書き、算盤の中国読みである「スワンパン」が変化して「そろばん」と呼ぶようになったといわれており、日本には室町時代に、宋の商人によって伝えられたとされる。
木製の珠と枠、梁、芯を組み合わせて作られており、それぞれの芯は梁に通し、四辺を枠によって固定、芯には珠が、梁を境に上側に一つ下側に四つ通されている。
この珠を上が五で下を一つが一、珠が通された芯一つを一桁と捉え、珠を移動させることによって計算を行う。例えば、五+三であれば、まず上の珠を下にずらして五を盤上に表し、次に足す三は下の珠三つを上へずらす。これで、盤上には上の五と下の三の合わせて八が表されることになる。
現代では電卓やコンピュータの普及で、そろばんの出番は少なくなりつつあるが、教育用具としてのそろばんの価値は再認識されてきている。
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