NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/8/19


和太鼓集団 GOCOO Wadaiko-syuudan gokuu Japanese Taiko Drum Group “GOCOO”

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 40以上もの和太鼓を自在に操り、大地のビートを奏でる和太鼓集団GOCOO(ゴクウ)。女性7名、男性4名のバチから繰り広げられるその音色は、伝統でもなく、民俗音楽でもなく、ロックでもない。もっとプリミティブでトランシーな、国境も音楽ジャンルも越えたものだ。そしてその中心には、現代のシャーマンとも言うべき淺野香の存在がある。
 トレードマークの長い髪を獅子舞のように振り乱しながら、パワフルにバチを振り下ろす。
 「ライブをやっていると、日常のいろいろが削がれて、魂の中で一番純粋なところ、”愛”と”感謝”だけになる瞬間がある。結局これが”祭り”なんだろうな、と思います。新しいものを表現していると言われるけれど、一番新しいものは一番古いものにつながるんじゃないでしょうか。」
 97年結成。そのトランシーな演奏は海外での評価も高く、ヨーロッパツアーをはじめ海外ライブは100本以上。映画『マトリックス』の音楽も手がけ、今年5月の国連環境会議ではアジア代表としてオープニングを飾っている。
 
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2008/3/10


八橋人形 Yabase-ningyou 

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 八橋人形(やばせにんぎょう)は素朴な土人形で、江戸時代後期に京都伏見の人形師が秋田市八橋に伝えたとされる。その昔、町内にある天神様を祀る菅原神社の縁日で売られ、境内には人形屋が軒を連ねたという。
 男の子が生まれると天神人形、女の子が生まれると雛人形を求め、家に飾って子供たちの成長を願った。ずっしりとした土の量感と、決して派手ではない彩色が特徴的だ。
 現在、伝統工芸八橋人形を製作するのは、道川土人形店の一軒しかない。ずっと後継者不足に悩まされてきたが、なんとか後継者が決まり、店主はほっと胸をなでおろしている。
 先々代が作った合わせ型に粘土を詰め乾燥させて焼く作業は夏場に、絵付け作業は冬場に行う。絵付けに一番神経を使うのは目を入れる瞬間で、一瞬呼吸を止めて精神を集中させる必要があるという。
 丹念に絵付けされた手作りの土人形のぬくもりが、全国の愛好家の心を癒しているに違いない。
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2008/3/5


信州そば切包丁 黒打ち仕上げ Shinsyu-sobakiriboucyou Kurouchi-shiage Shinshu Soba Knife Kurouchi-shiage

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 蕎麦好きも極まってくると、お店に食べに行くだけでは飽きたらず、やはり自分で打ちたくなってくるものだろう。
 打ち立ての蕎麦の香り、歯ざわり、のどごしは、日本人だけが知っている至福の世界。その瞬間に出会うため、心と魂を込めながら自分で蕎麦を打ってみたい。そう思い立ったら、やはり使ってみたいのが、職人が鍛えた本格的なそば切り包丁である。
 信州の工房で鍛え上げられた黒打ち仕上げは、表面の黒い部分を残して、刃の部分だけを研いだもの。鋼は安来鋼白紙、麺を細く切るのに適した片刃。650gの重量があり、押切りがしやすい。価格は抑えているが、プロでも使える本格派である。
 台所に、こんな「道具」をさりげなく置いておきたい。
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2007/8/31


片浜十三里 Katahama-jyuu-san-ri 

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 片浜十三里(かたはまじゅうさんり)は、日出の石門(ひいのせきもん)から浜名湖まで続く約七〇キロメートルの美しい海岸線のことをいう。
 「日出の石門」とは、岩場の穴を通して日の出を見ることが出来ることからその名がついた。沖の石門、岸の石門のふたつあり、その名のとおり日の出のときに美しい光景を見せてくれる。
 石門の穴から朝日がのぼる瞬間と出会えるのは、毎年一〇月中旬と二月中旬頃。この決定的瞬間を撮ろうと、多くの観光客や写真家たちがこの場所に訪れる。また、初日の出の名所としても知られている。
 太平洋の荒波により侵食され、断崖絶壁の海岸線が続いている。高さが一〇~三〇メートルの断崖になっているところもある。アカウミガメの産卵地であり、釣りの名所としても知られる。
 
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2007/6/22


アゼチの岬 Azechi-no-misaki Azechi Point

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 アゼチの岬は、北海道東部の街霧多布からしばらく行ったところにある霧多布半島の西側、琵琶瀬湾を望むように突き出ている小さな半島だ。
 大変展望の良い景勝地として知られており、琵琶瀬湾や浜中湾の美しい海岸線を一望でき、太平洋に目をやれば、この地方独特のテーブル状の島々の眺望を楽しめる。
 珍鳥エトピリカの営巣地としても知られている小島や、ウミウをはじめとする様々な海鳥たちの繁殖地として知られている島嶮暮帰(ケンポッキ)、その他太平洋の荒波に見え隠れする数々の奇岩を目の当たりにすることが出来る。
 朝の岬もお勧めだ。シーズンになれば、この岬のすぐ下を通って昆布漁へと我先に出航する、一大漁船団の豪快なシーンを見ることも出来る。
 そして朝がお勧めなら、もちろん夕陽も見ない手はない。太平洋へと沈み行く夕陽に照らされて紅くにじむ島々や海は、地元の人々も愛してやまない絶景だ。
 水平線に夕陽が消え行くその瞬間まで、自然のスペクタクルを堪能できる。
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2007/6/4


朔(新月) Saku(Shingetsu) The New Moon

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 「朔(さく)」とは、月が太陽と同じ方向にあって、月を見る事ができないこと。「新月」とも呼ぶ。
 地球から見て月と太陽が同じ方向となり、月から反射した太陽光が地球にほとんど届かないことと、強い太陽光の影響で地上からは月が見えない。太陽の経路である黄道と、月の経路である白道が極めて近いか重なる地点で朔となった場合に「日食」が起こり、新月の輪郭が白い光の輪となって見ることができる。
 朔から次の朔までの周期は約29・5日である。風水の世界では、新月に入った瞬間から8時間以内に願い事のリストを2個以上10個以内作ると、願いが叶うと信じられているという。
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2007/5/29


秋分 Syuubun Shubun(Autumnal Equinox)

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 秋分(しゅうぶん)は、1年を24に分割した二十四節気の1つで、毎年9月23日頃の事である。
 天文学においては、太陽が秋分点を通過した瞬間、すなわち太陽の視黄経が180度となった瞬間を秋分と定義している。
 春分と同様に、秋分では昼夜の長さがほぼ同じになる。
 秋分の日は「祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ日」として、国民の祝日に制定されている。
 元々農村部では秋分の頃に豊作を祝う自然信仰があり、山の神様である祖先の霊を秋分以降に里から山へ送る儀式が行われていた。
 仏教の浸透とともに秋分は「秋の彼岸」として祖先を供養する意味を持ち始め、明治時代に秋分の中日を「秋季皇霊祭」と定め、宮中において祖先をまつる日となった事がきっかけで、一般の間でもその意味で定着していった。
 秋分は、日本古来より伝わる暦上の伝統行事である。
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2007/4/13


藤井善章 Fujii Yoshiaki Yoshiaki Fujii

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 広島県福山市に伝わる伝統工芸品、福山琴の伝統工芸士。
 福山琴は江戸時代初期に備後福山藩で水野勝成が福山城を築いた頃に始まったとされる。
 藩主の奨励もあり、城下町では武士、町人の芸事が盛んなため、福山琴は隆盛を誇った。
 福山琴の高級品には会津の桐が使われる。寒い地方でゆっくりと育った桐は年輪の幅が狭く鳴りが良いとされているからだ。
 機械化、分業化が進む中、氏の琴は一貫した丁寧な手作り。細やかな心配りと長年鍛え抜かれた業が光る。
 美しい木目に出会うと、1日の時間が短いと感じられるほど夢中で制作に取り組んでしまう。それらが手をはなれ、大事に奏でられている姿を眺めることが出来た時は職人冥利につきる瞬間であろう。
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