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2008/12/9


白川郷の田植え祭 shirakawagouno-tauematsuri 

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 白川郷の田植え祭(しらかわごうのたうえまつり)は、岐阜県大野郡白川村荻町にて、毎年五月下旬に行われている祭りである。
 ユネスコの世界文化遺産に登録されている白川郷では、特色ある合掌造り家屋郡と、その周囲に水田や畑が広がる独特で美しい景観が見られる。
 田植え祭は、白川郷観光協会が機械化で消えていく手植え風景を惜しみ、昔ながらの農村風景を残す事などを目的に、昭和六一(1986)年から始められた。
 祭りでは、紺のかすりの着物に赤いたすきをかけた早乙女姿の女性たちが、水を引き入れたばかりの田んぼで「チョボーン、チョボン」という田植え歌の調べにのせて、一列になって苗を植える。
 白川郷の田植え祭は、初夏の風物詩となっている祭りである。
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2008/10/22


田舎館村 田んぼアート Inakadate-mura-tanbo-art 

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 田舎館村・田んぼアート(いなかだてむら・たんぼあーと)は、青森県南津軽郡田舎館村が、村起こしの一つとして始めた、田んぼをキャンバスとして色の異なる米を使って巨大な絵を作り出すプロジェクトのことである。
 平成五(1993)年から始まったもので、田舎館役場の東側にある、約1.5ヘクタールの水田をキャンバスとして、黄稲と紫稲の古代米二種と、この地方で栽培されているブランド米の「つがるロマン」を使って、モチーフとなる絵になるよう、配色を考えながら植えられていく。
 村役場には天守閣を模した展望室が設置されており、配色や植える位置は、ここから眺めた時に最適となるよう、設計されている。
 モチーフとなる絵は、主に日本人の芸術作品が用いられており、これまでに恵比寿様と大黒様や葛飾北斎の「富嶽三十六景」、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」などが再現されている。
 田植えや稲刈りへの参加者も募集されており、見るだけでなく、作る喜びも味わえる、村を代表する一大イベントとなっている。
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2008/6/16


飛鳥坐神社 Asukaniimasu-jinja Asukaniimasu Shrine

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 奈良県明日香村の鳥形山の上に鎮座するのが、「飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)」である。
 大国主神(おおくにぬしのかみ)が、皇室の守護神として賀夜奈流美命(かなやるみのみこと)の神霊を飛鳥の神奈備(かんなび)に奉斎した。神奈備とは、神が降臨する聖なる山をいい、ここでは雷丘(いかずちのおか)のことを指す。天長六(829)年、神託により、雷丘から鳥形山へ遷座した。
 享保一〇(1725)年、火災により社殿の大半を焼失し、現在の社殿は天明元(1781)年、高取藩主・植村家利により再建されたものである。
 毎年二月の第一日曜に「おんだ祭り」がおこなわれ、五穀豊穣と子孫繁栄を祈願する。生命を象徴した神事として知られ、西日本三大奇祭の一つに数えられている。
 天狗と翁の面をつけた男が、手にササラという、青竹の先を細かく割ったものを持ち構え、子どもや大人を見つけると追いかけ、お尻を叩き回る。神社へ戻ったあとは、田おこしから田植えまでの流れを演じ、天狗とお多福の結婚式がはじまる。
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2008/2/29


お田植踊り Otaue-odori Otaue Dance Festival

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 鹿児島県南さつま市金峰町のお田植踊り(おたうえおどり)は、毎年四月二九日に尾下南方神社(おくだりみなみかたじんじゃ)で行われる、五穀豊穣を祈願する郷土芸能の祭りで、約四〇〇年にもなる長い歴史がある。
 この金峰町の七、八地区の集落の、総勢一五〇人程の男子が踊り子となり参加する。衣装や鉢巻き、踊り方は集落によって少しずつ異なっている。
 尾下南方神社から出発し、鎌踊、薙刀踊、棒踊、金山踊等の踊り行列を作り町内を練り歩く。口伝えである古老の唄と、真っ赤な纏(まとい)の地突き音に合わせて力強く舞い、観客たちは、夕方近くまで行われるこの風流な踊りに歓声をあげる。昔は夜を徹して踊られていたという。
 お田植踊りは、現在でもしっかりと伝統を受け継ぎ、人々の手で守られている踊りである。
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2008/2/5


ガウンガウン祭り Gaun-gaun-tatsuri 

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 深田神社でおこなわれるガウンガウン祭りは、旧暦2月2日に近い日曜日、2月下旬頃に野元の深田神社で開かれる春の大祭であり、鹿児島県指定の無形民俗文化財となっている。ガウンとは、「願」とか「くわ」がなまった事に由来するもので、五穀豊穣を祈願する祭として知られる。
 境内を田んぼに見立て、田植えの様子を派手な化粧に野良着のテチョと呼ばれるおやじをはじめ、太郎、次郎、牛に扮した男の4人で滑稽に演じる。一定したせりふはないが、3人それぞれ決まった持ち場を担当し、即興劇が執り行われる。
 この祭りの主役は子どもたちである。鍬の形をまねた枝で、子どもたちが劇中役者を倒し、倒す回数が多ければ多いほど豊作になるとされているため、枝を手にした子どもたちが群がり、機会をねらって役者を倒そうと必死になる。
 その後、松葉を苗に見立てて境内に植え、最後に餅まきをして豊作を祈る。
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2007/11/22


不如帰(ホトトギス) Hototogisu 

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 不如帰(ほととぎす)は、カッコウ目・カッコウ科に分類される鳥類の一種である。
 夏鳥として九州より北の山林に渡ってくる渡り鳥であるが、九州と北海道には少ない。
 その鳴き声が、「テッペンカケタカ」「特許許可局」と聞こえる事でも知られる。
 春のウグイスと並び、季節の初音として人びとにその鳴き声を待たれる鳥で、万葉集にも、この声は田植えをしろと促すために鳴くのだ、とある。
 早いものは三~四月、多くは五月中旬ごろに飛来し、ほかの鳥の巣に卵をうみ、晩秋、南へ去っていく。
 体長は28cmほどで、ヒヨドリよりわずかに大きく、ハトよりは小さい。また、高原地帯に多く、昼も夜も鳴いている。
 不如帰は、万葉の昔から人々に親しまれている鳥である。
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2007/9/7


秋保の田植踊 Akiu-no-taue-odori Taue Odori in Akiu

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 秋保の田植踊(あきうのたうえおどり)は、宮城県仙台市太白区秋保町に伝わる郷土芸能である。国の重要無形民俗文化財に指定されている。
 この田植踊は、長袋に落ち延びた平家の落人たちが昔を慕って始めたものといわれている。昔から大規模な構成で、総勢50~60人から、多い時には100人を越えたという。
 毎年4月中旬~5月はじめにかけて長袋神明社、馬場大滝不動堂、湯元薬師堂で演じられている。
 五穀豊穣を祈願し、年少の男の子2人の「鈴振り」を従えた、2人の男の子扮する「弥十郎」の前口上に続いて、小中学生の女の子の扮する「早乙女」(8~14人)の「田植振り」が演じられる。
 秋保の田植踊は、秋保町の湯元、長袋、馬場に受け継がれ続けている神聖な伝統芸能である。
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2007/9/6


秋保大滝不動尊大祭 Akiu-ootaki-fudou-son-taisai The Grand Festival at Akiu Otaki Fudoson Temple

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 秋保大滝不動尊大祭(あきうおおたきふどうそんたいさい)は、宮城県仙台市太白区秋保町馬場の秋保大滝不動尊境内にて毎年4月28日~29日に行われている祭りである。
 秋保大滝不動尊は国指定名勝・秋保大滝の側にある真言宗智山派の寺で、開山は慈覚大師円仁によって平安初期にされた。山寺立石寺奥の院とされる。
 大祭では、国の重要無形民俗文化財に指定されている、平家の落人が伝えたとされる八~一五歳の少女が、1から10までの数え唄を歌いながら舞い踊る可憐な「馬場の田植え踊り」や、悪魔退散を祈るダイナミックな「野口の鹿踊り」などの郷土芸能が披露される。
 他に、滝原の顕拝やしゃくなげまつりも催され、山野草の展示即売なども行われる。
 秋保大滝不動尊大祭は、地域ならではの見所満載な祭りである。
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