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血脈桜(けちみゃくざくら)は、北海道の松前市にある光善寺に立つ、樹齢280年以上の桜の古木。桜の精の伝説の残る神秘的な桜だ。
宝暦年間の頃、光善寺の住職が寺の修理のために桜を切ろうとしたところ、夜枕元に娘が現れ、血脈(亡くなった人が仏になれるように与えられる書付け)が欲しいと頼んだので、やむなく住職は娘を本堂に招きいれ、念仏を唱えて血脈を与えた。翌朝、住職が切ろうとしていた桜を見たところ、葉の間に前夜娘に与えた血脈が揺れているのを発見し、娘が桜の精であることに気づき、木の伐採を止めたというものだ。
血脈桜の幹周は550cm、樹高は8m、枝張りは東西に17mの堂々とした威容を示す。松前を代表する品種の「南殿(なでん)」は、この血脈桜を親木にして増やされたという。
宝暦年間の頃、光善寺の住職が寺の修理のために桜を切ろうとしたところ、夜枕元に娘が現れ、血脈(亡くなった人が仏になれるように与えられる書付け)が欲しいと頼んだので、やむなく住職は娘を本堂に招きいれ、念仏を唱えて血脈を与えた。翌朝、住職が切ろうとしていた桜を見たところ、葉の間に前夜娘に与えた血脈が揺れているのを発見し、娘が桜の精であることに気づき、木の伐採を止めたというものだ。
血脈桜の幹周は550cm、樹高は8m、枝張りは東西に17mの堂々とした威容を示す。松前を代表する品種の「南殿(なでん)」は、この血脈桜を親木にして増やされたという。
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