NIPPON Kichi - 日本吉

記事数15件: 1~8 件表示     >>     >|  

2007/11/12


すし切り祭り Sushikiri-matsuri Sushikiri Festival

Jp En

 すし切り祭り(すしきりまつり)は、滋賀県守山市幸津川町の下新川神社(しもにいかわじんじゃ)にて毎年五月五日に開催されている神事である。
 下新川神社は、霊亀元(715)年、小さな祠を建てたのが始まりとされる古社で、祭神は豊城入彦命(とよきいりびこのみこと)、新川小楯姫命(にいかわこたてひめのみこと)。
 崇神天皇の第一皇子・豊城入彦命が東国を平定せんと湖西より丸太のイカダで渡ってきて、この地を平定したとの伝説が残る。
 すし切り神事は、豊城入彦命が琵琶湖を渡った時、村人が琵琶湖で獲れた鮒の塩漬けを献上したのが起源といわれている。
 若衆2人が古式にのっとり鮒寿司を切り、献上する「すし切り」の儀式で、国の選択無形民俗文化財とされている。
 すし切り祭りは、他にも「さんやれ」の囃子にあわせて踊る「かんこの舞」や「長刀踊り」も行われる、厳かで神妙な祭りである。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/10/17


香川 蹴鞠 Kagawa Kemari Kemari in Kagawa

Jp En

 香川の蹴鞠(けまり)は毎年五月五日、七月七日、年末に金刀比羅宮で公開される蹴鞠である。五月五日に行われる蹴鞠を「奉納蹴鞠」、七月七日に行われるのを「七夕鞠」、年末のものを「納め鞠」という。
 蹴鞠は一四〇〇年ぐらい前に中国から伝わった遊びで鞠庭(まりにわ)と呼ばれる神聖な場所で行われる。相手に受け取りやすく、打ち返しやすい球を返すのが大切で勝敗よりも見た目の美しさが重視される。
 蹴鞠が行われる鞠庭には神職や巫女が鞠水干(まりすいかん)や鞠ばかまと呼ばれる色とりどりの衣装で現れ、座の長老である宮司が梶(かじ)の枝から解き放つ「解鞠(ときまり)」という秘伝の儀式を行い、六人が輪になり、「アリヤー」「アリ」の独特の掛け声とともに蹴鞠が行われる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/7/12


博多張子 Hakata-hariko 

Jp

 博多張子は、福岡県福岡市にて造られる玩具工芸品である。
 張子は全国各地に生産地があるが、他が木型を使うところを、粘土で型を作っているところが博多張子の特徴となっている。
 博多張子は、江戸時代中期、上方から来た人形師によって始められたといわれる。
 作り方は、木や人形土で造った型に八女手漉和紙(やめてすきわし)を張り、天日で乾かし、二つに割った型を取り出す。その後、ニカワで溶いた顔料を手描きで彩色して仕上げる。
 博多では、男の子が生まれたら端午の節句には張子の虎が、また大晦日には姫だるまが、庶民の暮らしの中で愛されてきた。
 正月、十日恵比須神社で開かれるお祭りにて、縁起物である福笹を多くの人が買い求める。その福笹の飾り物も博多張子である。
 博多張子は、地元の人々に親しまれている、伝統工芸品である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/5/7


フラフ Furafu Furafu

Jp En

 高知では、端午の節句に鯉のぼりや幟(のぼり)とともに「フラフ」と呼ばれる大旗を揚げて祝う。
 「フラフ」とは、旗の意味であるオランダ語の「VLAG(フラフ)」という呼び名が語源であるといわれる。
 フラフは全工程が手作りで作られ、大きさは大きい物で、縦約4メートル×横約7メートル、小さい物でも縦約2メートル×横約3メートルあり、実に豪快で美しい。
 絵は、おとぎ話の金太郎、桃太郎などの元気のよい男の子を描いたものや太閤秀吉や川中島の決戦などの勇ましい武者絵、七福神や宝船などのおめでたい図柄などがあり、いずれも、親や親族からの贈り物として活躍し、五月晴れの土佐路を豪快に賑わせている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/5/2


張子虎 Hariko-tora 

Jp

 端午の節句や八朔祭の時に、張子虎を飾って、その武勇にちなみ、子供の健やかな成長と無病息災をいのるのは、もともと中国の虎王崇拝がわが国に伝わったからといわれています。
 讃岐では、昔より張子の技術をつかった工芸品が盛んで、この仁尾の地は、人形作りが盛んであったことから張子の虎がつくられるようになりました。
 ピンと張ったヒゲ。
 ゆらゆらと揺れる首。
 なんとも威勢が良くてユーモラスな虎たちは、、飾り物から、子供が乗れるくらいの大きさのものまで多種多様。もちろん、子供がまたがってもびくともしない。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/4/2


民芸品 チャグチャグ馬コ Mingeihin Chaguchaguumako 

Jp

 チャグチャグ馬コは、岩手県盛岡市にて造られる民芸品である。
 岩手は古くから名の知れた馬産地で、全盛期の江戸時代には日本一とも呼ばれていた。
 端午の節句には馬の息災延命を祈り、愛馬を金銀紅紫で飾り、馬の守護神・駒形神社にお詣りする慣わしで、馬につけた大小の鈴がチャグチャグと鳴り渡る所からチャグチャグ馬コといわれた。
 風物詩「チャグチャグ馬コ」は、盛岡市内を華麗に着飾った百頭もの南部駒が行列する祭であり、郷土玩具のチャグチャグ馬コは、昭和22、23年頃から売られはじめた土産ものである。
 郷土玩具、民芸品の中でも、木彫で彩色仕上をして、更に装束で飾り付けるという技法は全国的に見ても数少なく珍しい。
 民芸品のチャグチャグ馬コは、体験学習も行われ、幅広い人気を得ている木彫郷土玩具である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/3/28


鬼越蒼前神社 Onikoshi-souzen-jinjya 

Jp

 鬼越蒼前神社は岩手県岩手郡滝沢村、高峰山の麓に位置する神社である。
 昔、和賀郡沢内の吉左衛門が、五月の節句に馬を休ませず働かせたことに腹を立て、逃げ出した馬が峠を越え、鬼越で倒れ息を引き取った。これを悲しんだ吉左衛門や村人により神馬として祀ったのが始まりであるとされる。
 祭神は保食神、駒形大神、共に馬や農業の神として知られる。
 毎年六月の第二土曜日には「チャグチャグ馬コ」と呼ばれる伝統の祭りが行なわれる。
 田植えを休ませるため、神社に馬を集めたのが始まりとされ、百頭近い馬の列が、鈴の音も爽やかに鬼越蒼前神社から盛岡八幡宮までをゆったりと渡り歩く様子は、初夏の農村にふさわしい祭りである。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/3/22


佐世保独楽 Sasebo-goma 

Jp

 佐世保独楽(させぼごま)は、頭が大きくて足が細い、らっきょ型の形状が特徴。相手の独楽を打ち割って遊ぶ「けんか独楽」として遊ばれてきた。佐世保の独楽作りは、明治時代からはじまったとされる。
 佐世保独楽の材質はブナ科のマテバシイという広葉樹。上部には色鮮やかな色彩が施されている。色彩は、中国の「陰陽五行説」に影響され、青、赤、黄、白、黒の5色で構成されている。これは、日本の独楽が中国から伝来したことに由来すると推測される。この5色は、世界や宇宙を意味していると言われる。
 現在「佐世保独楽本舗」では、玩具のほか、鑑賞用の雛独楽、端午独楽や干支など、縁起物や四季折々のもの約400種類の独楽を製作、展示販売している。製作過程は見学もできるという。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数15件: 1~8 件表示     >>     >|  
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter