NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/25


吉備津神社 鳴釜神事 Kibitsujinja Narukamishinji Kibitsu Shrine Narukami Ritual

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 岡山県岡山市にある吉備津神社のお釜殿は、国の重要文化財にも指定され、参拝者に釜の鳴る音で吉凶を占うという珍しい神事が行われている。
 お釜殿では「かまど」にかけられた大きな鉄なべの前で御神酒をお供えし、神官が祝詞をあげて吉区を占う。釜の音が大きくなれば「よい知らせ」、音が小さいときや鳴らないときは「悪いしらせ」と言い伝えられている。
 この釜の下には、「桃太郎」に登場する、鬼の源流とされる温羅の首を埋めているという伝説も伝えられ、この話は、上田秋成の「雨月物語」のなかにも紹介されている。
 ある夜「桃太郎」のモデルと言われる大吉備津彦命の夢に温羅の霊が現れ、「自分の妻、阿曽女に釜を炊かせよ、そして世に異が起こるとき釜の前に行けば幸いあれば豊かに鳴り、禍あれば荒らかに鳴るだろう」と告げたのがこの鳴釜神事の起こりなのだとか。
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2007/1/24


吉備津神社 Kibitsu-jinja Kibitsu Shrine

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 吉備津(きびつ)神社は、岡山県吉備津にある。備中の一宮である。
 おとぎ話「桃太郎」のモデルといわれる大吉備津彦命を祭神とする。平安時代にはすでに「三備一宮(備中一宮)」として、昔から産業の守護神として、また長寿の守り神として全国の人々から深く信仰されてきた由緒ある社である。
 本殿は屋根に千鳥破風がふたつ並ぶ、特異な「吉備津造り」(比翼入母屋造)で国宝にも指定されている。本殿と摂末社をつなぐ廻廊は長さ約400メートルも続いており、南随神門の脇からの眺めは見事。県の文化財に指定されている。
 境内にあるあじさい園、ぼたん園、梅林なども有名。四季折々の美しさを見せ、参拝者たちの目を楽しませている。
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矢喰宮 Yaguino-miya Yagui Shrine

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 矢喰宮(やぐいのみや)は、血吸川が足守川に合流するあたり、岡山市高塚にある。境内にある大小4つの矢喰岩は桃太郎伝説に由来のあることで有名だ。
 「吉備津宮縁起」によると、桃太郎伝説のモデルとなった吉備津彦命の射た矢と、桃太郎に登場する鬼の源流とされる温羅の射た矢が空中でぶつかって落ちたところとされる。また、「鬼ノ城縁起」では、吉備津彦命の矢と温羅の投げた石が当たって落ちたところと記されている。さらに社伝では、境内にある巨石は温羅が投げたもの、そばに生えている竹は、吉備津彦命の矢が根付いたものという。
 この大小4つの花崗岩でできた岩は、古くからの伝説とあいまって、地域の人々に古くから親しまれている。
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2007/1/11


岡山 三味線餅つき Okayama Shamisen-mochitsuki Okayama Shamisen-mochitsuki

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 中国地方一帯には、「三味線餅つき」という伝統行事が残っている。
 その由来は地方によりさまざまであるが、共通しているのは「祝事」「神事」などがきっかけとなり、世の時世とともに、賑やかな祭りに変化したものである。
 岡山県岡山市吉備津には、吉備津神社がある。「吉備津彦命」を祭った歴史ある神社ではその昔、例祭として江戸や京の都から千両役者が来て、宮内芝居など興行が行われた。祝い事には、祝餅をついて神前に供えていた行事があったが、この芸能色豊な神社で生まれた達者な芸人たちが、三味線、太鼓のリズムを取り入れ独自の祝い事を行なったのが始りとされている。
 この神社では、一時は途絶えてしまったが、昭和10年代後半に保存会が発足。現在に引き継がれている。
 正月三が日には、神社境内で「お福餅」として参拝者に配られ、喜ばれている。
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