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2008/10/27


三身山 太山寺 Sanshin-zan taisan-ji 

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 三身山太山寺(さんしんざんたいさんじ)は、兵庫県神戸市西区伊川谷町にある天台宗の寺である。本尊は薬師如来、十一面観音。
 新西国観音第二十五番霊場、明石西国第二十六番霊場、神戸六地蔵第一番霊場、播州薬師第一番霊場札所となっている。
 霊亀二(716)年、元正天皇の勅願寺として、発願者である藤原鎌足の孫・藤原宇合(ふじわらのうまかい)が堂塔伽藍を建立したのが創建とされる。
 建武中興(1334)の時は寺衆徒のめざましい活躍があり、支院四十一ヶ坊・末寺八ヶ寺・末社六ヶ社を持ち大いに栄えたという。
 現在は、龍象院・成就院・遍照院・安養院・歓喜院の五ヶ坊が残っている。
 鎌倉時代を代表する天台伽藍の本堂は国宝で、仁王門と三重塔は国の重要文化財に指定されており、多数の絵画も所蔵している。
 三身山太山寺は、歴代天皇をはじめ広く信仰を集めた古刹である。
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2008/9/9


つきだて薬師まつり Tsukidate-yakushi-matsuri 

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 つきだて薬師まつりは宮城県栗原市の築館(つきだて)地区で毎年一一月初旬に開催されるお祭り。
 由来は平安時代末期までさかのぼる。奥州平泉藤原秀衡(ふじわらのひでひら)の北の方が難病をわずらったが、薬師如来に祈ると平癒した。一族は感謝し平泉からはるばる御礼参りに訪れた。
 この行列を再現して、北の方の幼名であるミスしづはた姫を毎年選び、牛に引かせた御所車に乗せて、お供の侍女、武士、僧侶、山伏等に扮した一行とともに練り歩く。輿担ぎやよさこい踊り、龍神踊り稚児行列なども続く。
 祭りは非常に雅やかで、無尽蔵ともいうべき財力をもっていた藤原秀衡の御礼参りを思い起こさせる。毎年約二万人ほどの観光客が訪れる。
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2008/9/2


明通寺 三重塔 Myoutsuu-ji Sanjuu-no-tou 

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 明通寺(みょうつうじ)は、福井県小浜市門前にある真言宗御室派の寺である。本尊は薬師如来。小浜国宝巡り第6番とされ、大同元(806)年、坂上田村麻呂によって創建されたと伝わる。
 三重塔は、文永七(1270)年に建立された塔で、総高22.12mの桧皮葺となっており、国宝に指定されている。礎石・縁束石ともに自然石で漆喰叩の上に建てられた塔は、やや南寄りに東面して建っている。
 各層総円柱、組物は各重とも和様三手先で組み、尾棰は隈二重、平一重を配し、組入小天井をつけ、軒支輪附となっている構成はまことに華麗といえる。地方にありながら様式のくずれがなく、国内でも鎌倉建築を代表する貴重な建造物である。
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2008/8/28


備中国分寺 五重塔 Bicchuu-kokubun-ji Gojuu-no-tou 

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 備中国分寺(びっちゅうこくぶんじ)は、岡山県総社市上林にある真言宗御室派の寺である。本尊は、薬師如来。奈良時代に聖武天皇の発願によって鎮護国家を目的に建てた官寺である国分寺の一つで、天平一三(741)年の開基とされる。
 五重塔は、文政四(1821)年から弘化元(1844)年ごろまで20年以上かけて完成し、34.32mの高さを誇る。
 屋根の上層と下層がほぼ同じ大きさの細長い造りで、相輪も短く、江戸時代後期の様式を色濃く残す造りとなっている。木造、方3間、本瓦葺、鋳青銅製で、3層まではけやき材、4、5層は松材が主体となっている。初重の各面には十二支の彫刻が、内陣の仏壇上には釈迦、阿弥陀など4如来が安置されている。
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2008/8/26


薬師寺 東塔 Yaushi-ji Tou-tou East Pagoda at Yakushi-ji Temple

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 薬師寺(やくしじ)は、奈良県奈良市西ノ京町にある法相宗大本山の寺である。本尊は薬師如来。西国薬師霊場第1番札所とされ、南都七大寺のひとつに数えられる。天武天皇九(680)年、天武天皇の勅願により創建された。
 東塔(とうとう)は、天平二(730)年に平城京にて西塔と相対して新築されたとされる総高33.6mの塔で、国宝に指定されている。三重塔であるが、各層にスカートのような裳階(もこし)をつけているため、六重塔のように見えるのが特徴である。
 塔の上部には水煙が祀られており、水煙に透かし彫りされた24人の飛天は笛を奏で、花を蒔き、衣を翻し、祈りを捧げる姿で、晴れ渡った大空に仏を讃えている。
 薬師寺の東塔は、薬師寺で唯一創建当時より現存している、悠久の時を重ねてきた建築物である。
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2008/8/22


斑鳩寺 三重塔 Ikaruga-dera Sanjuu-no-tou 

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 斑鳩寺(いかるがでら)は、兵庫県揖保郡太子町鵤にある天台宗の寺である。本尊は釈迦如来・薬師如来・如意輪観音。聖徳太子霊跡28番、新西国三十三箇所霊場第32番札所とされる。
 推古天皇一四(606)年、聖徳太子が当時住んでいた大和国斑鳩宮からこの地に来て伽藍を建設し、斑鳩莊と名付けたのが斑鳩寺の創始と言われている。
 三重塔は、室町末期に建造されたといわれるが、当初の塔は戦国時代に焼失し、後に領主・赤松政秀により永禄八(1565)年に再建された。国の重要文化財に指定されている。
 塔は、本瓦葺、高さ24.85mで、四方に石段があり、擬宝珠高欄を付した縁をめぐらす。中央間板唐戸で、脇間連子窓、中備えは三間とも、柱の肩に蓑を着せたような装飾を付けた蓑束(みのづか)となっている。
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2008/6/20


薬師岳 Yakushi-dake 

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 立山連峰の主峰、薬師岳(やくしだけ)は標高二九二六m、北アルプスの中では一際大きい山で知られている。
 東側斜面には、氷河期の浸食作用によって作られた、カールと呼ばれる椀状の雄大な圏谷(けんこく)が複数見られることでも有名で、これらは国の指定特別天然記念物にもなっている。
 長大な尾根を有するため、長く険しい登山道が続くが、チングルマ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、キヌガサソウ、イワカガミなどの、美しく咲き乱れる高山植物を満喫することも出来る。
 最大の難所と呼ばれるのは、斜面が崩れ、岩石がごろごろしているガレ場の急坂である。かなりの傾斜だが、その展望は素晴らしいという。
 黄金の薬師如来像が祀られている祠が山頂に鎮座しており、信仰の対象になっていた名残りを感じさせる。
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2008/5/26


高尾山薬王院 Takaozan-Yakuou-in 

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 高尾山薬王院(たかおさんやくおういん)は、成田山新勝寺、川崎大師平間寺とともに関東三大山のひとつとして数えられる真言宗の名刹である。
 天平一六(744)年、聖武天皇の勅願を受けた行基菩薩が、自ら薬師如来像を刻んで安置し、高尾山を開山したのがはじまりとされている。薬師王という寺名は、薬師如来像を本尊としていることに由来している。
 南北朝時代、京都醍醐の俊盛法師の弟子であった俊源大徳が入り、飯縄権現(いづなごんげん)を守護神として祀った。それ以来薬師信仰とともに飯縄信仰の霊山となった薬王院は修験道場として、武将達の帰依を受け隆盛した。
 八王子城主・北条氏照にも篤い信仰を受け、氏照は山の竹木の伐採を禁じたほどで、そのお陰で古来より天然の森林が守られ、現在も豊かな自然は残されている。
 また、昔から山には信仰の対象ともなる「天狗」が住んでいるという伝説が伝わっており、境内の天狗社には大天狗・小天狗が祀られている。
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