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2007/6/6


能面 釈迦 Noumen Shaka Noh Mask Shaka

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 能面(のうめん)とは、能楽に用いる仮面である。
 釈迦(しゃか)は、釈迦牟尼仏の事で、愛宕山の天狗が、比叡山の僧正に命を救われたお礼に、釈迦が霊鷲山での説法のようすを真似る時に使う面である。
 「大会」のみに用いられる面で、天狗の面の上からつけるので大きな面になっている。
 「大会」とは、庵室で修行する比叡山の僧のもとに、かつてこの僧に命を助けられた天狗が山伏姿で現れ、どんな望みでも叶えると言い立てる。釈迦の大法会を見たいと望むと、本当に釈迦の説法を見せて貰えた僧が思わず拝んでしまい、神聖な仏法を天狗ごときが玩んだと怒った帝釈天が駆けつけ、幻の大会を滅茶苦茶にし、天狗を痛めつけるという話である。
 釈迦は、早変わりが大きな見せ場の特殊な能面である。
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2006/12/20


柴又帝釈天 Shibamata-taishakuten Shibamata Taishakuten Temple

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 東京都葛飾区にある日蓮宗の寺。正式には経栄山題経寺と呼ぶ。
 江戸初期に開創された。のちに帝釈天が信仰を集めるようになり、柴又帝釈天の名が有名になる。
 9世住職亨貞院日敬が、宗祖日蓮が自ら刻んだといわれる帝釈天の板本尊が行方不明であったのを、この寺で見つけた。
 天明の大飢饉の時、日敬は苦しむ人々の助けとなるべく板本尊を背負い、江戸の町を歩いたことから、
帝釈天の信仰が広まった。
 帝釈堂の内外には、たくさんの木像が彫られている。胴羽目彫刻と呼ばれる十枚の作品は法華経の説話から選び出され彫られたもので、大正末期から数十年の歳月をかけ完成された大作である。
 近代以降、夏目漱石の「彼岸過迄」他多くの文芸作品に登場する。
また、映画「男はつらいよ」が放映されるころには、寅さんこと車虎次郎ゆかりの地として知られていくようになった。
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