NIPPON Kichi - 日本吉

2007/4/4

讃岐一刀彫 Sanuki-ittoubori 

Jp


 香川県にある琴平町で受け継がれる伝統工芸品。
 その歴史は天保八(1837)年に遡る。
 旭社二層入母屋造りの建立時に、全国から腕自慢の宮大工が集まった。その時、宮大工たちが休憩のときに、木切れを使って鑿(のみ)の腕を競ったのが始まりとされる。
 素材には松や楠の木を使う。温暖な気候のこの地では、樹木がよく育ち、木目が美しい、一刀彫に最も適した材である。
 「ノミ」の刀痕をそのまま仕上げに生かす技法は、この地独特の特徴である。
 昭和になるまでは、顔や頭の部分だけを彫っていたが、その後全体の像を彫るようになった。
 現在の製品としては、「七福神」や達磨(だるま)などが中心で、能面や各種置物なども作られている。いずれも手作りの暖かさが感じられるものとなっている。

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住所
766-0000香川県仲多度郡琴平町
名前
一刀彫協力会
電話
0877-75-3477




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