NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/8/24


岩手雪まつり Iwate-yuki-matsuri 

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 盛岡の北西、雫石町の小岩井農場で開催される「岩手雪まつり(いわてゆきまつり)」は、みちのく五大雪まつりの一つに数えられている。毎年二月上旬に十日間かけて行なわれる、本州最大規模の雪まつりである。
 会場のまきば園には、大小様々な雪像・氷像が造られ、夜になると色とりどりにライトアップされて、雪原に幻想的な世界を浮かび上がらせる。
 「雪の冒険王」など、毎年違う様々なテーマで趣向を凝らす雪像造りには、自衛隊員も含めて延べ四千人程も参加するという。
 雪像には様々な工夫が凝らされており、ただ眺めるだけでなく滑り台や迷路など、子供はもちろん大人も楽しめるようになっている。ステージショーや冬の夜空を彩る花火など、雪や氷の像に囲まれながらたくさんのイベントを見つつ楽しむことができ、思わず寒さも忘れてしまいそうだ。
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2007/7/30


津軽くろいし日本一の雪だるま Tsugaru-kuroishi-nihonichi-no-yukidaruma 

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 津軽くろいし日本一の雪だるま「めざせ4万個!」
 雪に閉ざされる冬を嘆くのではなく、冬の魅力を住民自らが楽しみ、町おこしにもつなげようという黒石市の市民運動である。
 「主役は4万市民」を合言葉に、1人1個で4万個の雪だるまを目指している。
 この行事を始めた2000年は、市内に2566個の雪だるまが登場し、高さ20mのジャンボ雪だるまも作られた。2年後には沖揚平地区に高さ31・425mの巨大雪だるまが登場し、高さも日本一を達成した。数の面でも約1万3000個を製作、こちらも日本一となった。
 雪だるまは市民一人一人の創意工夫が凝らされており、二つとして同じものはない。小さくて可愛いもの、微笑ましいものから力作までバラエティーに富んでいる。
 開催日は確定しておらず、雪の状態などによって2月上旬頃とされている。
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2007/2/19


かまくら Kamakura Kamakura Snow Igloos

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 秋田地方の小正月(1月15日)の祭事のこと。積み上げた雪をくりぬいた雪室も同じく「かまくら」と呼ばれ、一般的にはこちらを指す。
 東北地方の祭事で、起源は明らかではない。
 地方ごとに内容は異なり、秋田県六郷町では竹打ちと言われる青竹での打ち合いが行なわれるが、横手地方では子供たちが雪室に祭壇を作り水神を祀り、雪室を大人が訪れると甘酒やお餅を振舞い、お返しに水神に賽銭を奉げる。
 竹打ちは鳥を追い払い五穀豊穣を願い、水神を祭るのも同様とされ、共に豊作祈願の祭りといわれている。
 雪室のかまくらは全国に広がり、大人も子供にも親しまれる冬の風物詩となっている。
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2007/2/13


猪苗代湖のしぶき氷 Inawashiroko-no-shibukikoori Splash Ice of Inawashiro Lake

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 厳冬期に天神浜から南側の林を抜け、長瀬川の河口に向かうと、自然が作る氷の芸術がみられる。
 これは湖水が強い西風にあおられて、岸辺の樹木に氷着したもので国内では極めて珍しい現象だ。「樹氷」に勝るとも劣らない美しさで、見飽きることはない。
 猪苗代湖を渡る強風で波が荒れ、そのしぶきは時に高さ5m程のしぶき氷を作る事があると言う。因みにこの猪苗代湖を渡る風が余りに強いので、天神浜には防風林が植えられている。強い寒波が入ると、その防風林にもしぶき氷が出来る事があり、このしぶき氷がまとまって見られるのは、ちょうど消波ブロックの無い100メートル程の範囲。
 このほか、湖面や渚では流氷や「御神渡り」に似た氷の隆起などのさまざまな氷の変化を見ることができる。
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2007/1/26


釈迦岳霧氷 Syakadake-muhyou Shakadake Hoarfrost

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 釈迦岳は、大分県日田市にある山である。1〜2月に見られる霧氷は大変綺麗で、釈迦岳における冬の名物となっている。
 釈迦岳は、津江山系の主峰である。標高約1230mの展望台は日田地方で最も高いため、建設省のレーダードームが置かれ、付近には気象庁・防衛庁・大分県の3つの無線中継塔が、そびえ立っている。
 霧氷の時期、杣(そま)の里渓流公園から、真っ白の峰が紺碧の空を切り裂くように輝いているさまは、何とも言えない美しい光景である。
 晴れた日には、研ぎ澄まされた青空が広がり、木々には霧氷の花が咲き乱れるという最高の贅沢が楽しめる。
 釈迦岳の霧氷は、自然の万華鏡であり、見るものを別世界へと誘ってくれる。
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2007/1/23


御在所岳 Gozaishodake Gozaishodake Mountain

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 御在所岳は、三重県三重郡菰野町と滋賀県東近江市の境にある標高1212mの山であり、鈴鹿山系の主峰である。
 急峻な岩壁やツツジ科の花々が美しい変化に富んだ山である。春にはツツジや桜、そしてさまざまな植物、夏には避暑、秋にはハイキングを、冬には樹氷や冬山登山にスキーと、四季を通じて楽しめる山として最適である。
 一方では「藤内壁」などの岩肌を有し、ロッククライミングのメッカともなっている。冬には氷壁や滝のアイスクライミングも楽しめる。
 山頂には世界でも類を見ない日本カモシカセンターがあったが、2006年、閉館した。
 御在所岳は、アルペン的風貌が魅力の鈴鹿を代表する山であり、大岩壁・藤内壁がそびえるその威容は、圧巻と言うしかない。
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2007/1/18


雪見船 Yukimisen Snow-Appreciation Ship

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 滋賀県の琵琶湖で早春の風物詩「長浜盆梅展」の開催とともに、南側の大津港と北側の長浜港を運航する高速船「リオ・グランデ」は、3月上旬(琵琶湖開きの前日)まで琵琶湖の冬景色を楽しむ「雪見船」として運航されている。
 この「リオ・グランデ」は、1980年5月5日に、滋賀県とブラジルのリオ・グランデ・ド・スール州が、琵琶湖とパットス湖という湖がとりもった縁で姉妹県州協定を結んだ事と、大きな川という意味のリオ・グランデをとって命名された。
 暖かい船内は、1階と2階それぞれに2〜8人掛けの席があり、ゆったり座る事が出来る。雪化粧した湖国の冬景色を楽しみながら、名所案内や琵琶湖の魚、鳥、歴史、名産などの説明が放送されるので、勉強にもなる。
 途中、幾つかの港に寄港しながら、片道2時間程かけて運航されているので、湖国の宿でゆっくり過したり、催し物に出掛けたり出来る。
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2007/1/17


十二滝 Jyuunitaki Junitaki Waterfall

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 山形県東田郡平田町にある、相沢川上流の大小12段になって流れ落ちる滝。飽海三名瀑として知られている。
 経ヶ蔵山(標高474m)の西の麓にあり、滝の落差はおよそ30メートルほどある。12に別れた、滝と滝つぼにはそれぞれ、「天狗滝」「蛇の滝」「河原滝」などの名前が付けられている。
 昔から滝は、修験者たちの修行の場として使われてきた。滝に打たれることによって、心身を清め、霊力を授かるものとして、不動や弁天が祀られていることが多い。
 秋には「紅葉」が回りに現れ、美の競演を見せる。冬には真っ白な雪の中で、流れを止めることなく、落ちていく水の姿は、厳格ささえ感じられる。
 山形県は滝の数では日本一とされている。その数はおよそ230であり、全国の1割程度の比率である。
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