能登上布 Noto-jyoufu Noto-jofu
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石川県能登地方に伝わる、上質の麻織物。石川県指定無形文化財。
能登半島の羽咋市や鹿西町は、旧来から麻との関わりが深い。崇神天皇の皇女が、野生の麻で糸を作り、この地の女性に機織りを伝え、これが能登上布の起源とも伝えられる。麻糸を東大寺に納めた記録も残る。
しかし江戸時代の初期までは、上質な麻糸は近江上布の原料となっていた。その後、独自の上布を作る気運が高まり、近江より技術者を招いて、これを機にこの地の織物技術が格段に向上する。
文政元(1818)年に能登縮(のとちぢみ)が誕生、能登の名前を初めて冠した布となる。その後も技術は向上、明治の終わり頃から、麻織物の最高級品の称号をつけて、能登上布と呼ばれるようになる。
能登上布は、まるで蝉の羽のようだ、と形容される。夏を涼しく、風流かつ上品に過ごす知恵と技術の結晶がここにある。
能登半島の羽咋市や鹿西町は、旧来から麻との関わりが深い。崇神天皇の皇女が、野生の麻で糸を作り、この地の女性に機織りを伝え、これが能登上布の起源とも伝えられる。麻糸を東大寺に納めた記録も残る。
しかし江戸時代の初期までは、上質な麻糸は近江上布の原料となっていた。その後、独自の上布を作る気運が高まり、近江より技術者を招いて、これを機にこの地の織物技術が格段に向上する。
文政元(1818)年に能登縮(のとちぢみ)が誕生、能登の名前を初めて冠した布となる。その後も技術は向上、明治の終わり頃から、麻織物の最高級品の称号をつけて、能登上布と呼ばれるようになる。
能登上布は、まるで蝉の羽のようだ、と形容される。夏を涼しく、風流かつ上品に過ごす知恵と技術の結晶がここにある。
- 住所
- 石川県
- 名前
- 能登上布